首都高速道路 高速埼玉新都心線 完成見学会

高速埼玉新都心線は、埼玉県さいたま市の与野JCTと、さいたま見沼出入口とを結ぶ、首都高速道路。
新都心出入口とさいたま見沼出入口とを結ぶ区間の開通に先立って、2006年(平成18年)7月25日に「高速埼玉新都心線完成見学会」が開催されました。

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与野JCT(よのジャンクション)と、さいたま見沼出入口(さいたまみぬまでいりぐち)とを結ぶ延長5.8kmの5.8kmの高速埼玉新都心線のうち、与野JCTと新都心出入口(しんとしんでいりぐち)の区間はすでに供用されています。

新都心出入口と、さいたま見沼出入口とを結ぶ、延長約3.5kmの区間が2006年(平成18年)8月4日15時に開通します。

photoプレスリリース「高速埼玉新都心線 路線概要」より引用

今回の供用により、高速埼玉新都心線は全線の開通となります。

与野JCTから東へと進む高速埼玉新都心線は、さいたま新都心をトンネルで通過、見沼田んぼを高架で通り、第二産業道路へと至ります。

「高速埼玉新都心線 完成見学会」の会場は、さいたま新都心駅から埼玉県道56号沿いに歩き、約10分のところにあります。高速埼玉新都心線のトンネル部における換気を行う「新都心東換気所」が見えてきました。

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換気所の横の、供用する前の県道を進みます。

通常は場所の都合により工場でつくられ現場で組み立てられる換気塔ですが、ここではマンションと同様に現場でいちから建設する工法が採用されました。
会場の受付にて、アロハシャツを着た方々より、リーフレットやウォークラリーの用紙を受け取ります。

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県道に沿って進むと、歩くことができる高速埼玉新都心線の入口が見えてきました。

さいたま見沼出口へと至る、高速埼玉新都心線の新都心入口です。ウォークラリーのスタート地点となっています。

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案内板はまだ表示されていません。

本線へと至るスロープを進みます。

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「環境保全地区 見沼田んぼ」と表示されています。

高速埼玉新都心線は自然の多い見沼田んぼの中を通るため、首都高で初めてとなる、生き物が生態系を守りながら生息するための「ビオトープ」という空間が整備されています。

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ビオトープはさいたまスーパーアリーナの1.4倍となる6.3ヘクタール。環境に配慮して、約1kmにわたって光の漏れ出しの少ない照明が設置されています。

「新都心料金所」を歩いて通ります。

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料金所は、記念撮影コーナーとなっていて、制帽を借りて記念撮影することができます。

料金所の中へ入ると、機器にはカバーがされていました。

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意外な場所でも首都高速道路のロゴを見ることができます。

新都心入口から進入する車と与野ジャンクションから来る車はここで合流して、さいたま見沼出口へと向かいます。

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「新都4km」と表示された「距離標(キロポスト標)」が設置されています。高速埼玉新都心線において、与野ジャンクションから4kmの地点であることを示します。

事故の際に使用する、非常電話が設置されています。

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初めてでもすぐに使えるよう配慮されています。

ウォークラリーの折り返し地点となします。

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先へ進むと、さいたま見沼出口へと進むことができます。

ここから先へは進むことはできません。折り返します。

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見渡すと、自然の豊かさがわかります。

歩いてきた本線を戻ります。右手は先ほど入ってきた、新都心入口となります。

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さいたま新都心のビル群と、地下へと進むトンネルを見ることができます。

新都心出口です。歩くことができない反対の車線は、さいたま見沼入口から入り、与野JCT方面へと向かう車の流れとなります。

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与野JCT方面を進むと、美女木ジャンクションを経由して首都高速5号線や外環道へと行くことができます。

ウォークラリーとして入ってきた新都心入口を通過して、本線を車の流れとは逆に、与野ジャンクション方面へと向かいます。

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さいたま新都心の地下を通る、長さ2,870mの新都心トンネルです。さいたまスーパーアリーナなどと一体的に建設された、首都高では最長のトンネルとなります。

都市部の地下を通過する急勾配なトンネル構造となっているため、高速道路における登坂車線にあたる、首都高速道路としては珍しい「ゆずり車線」が設けられています。

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先へ進むと、与野JCT方面へ行くことができます。

車の流れとは逆に与野JCT方面へ進みます。「特殊車両展示コーナー」が用意されています。

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首都高速道路維持車・パトカー・消防車・救急車などに乗車することができます。

振り返ると、新都心トンネルの出口の光が見えます。野菜の販売なども行われています。

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「トンネル防災実演コーナー」では、水噴霧設備によるトンネルでの消火作業が実演されています。車両が火災の際には、泡消火栓から消化泡が放出され、スプリンクラーによりトンネルの上部から放水が行われます。

消火器や泡消火栓が備わっています。

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火災の際にトンネルから出るための非常口があります。この日は、ウォークラリーのゴール地点となっています。

階段を35m上ることで、地上へと避難できることがわかります。

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非常口の階段は、まっずぐ地上へと延びています。

普段は開くことのない非常口のハッチから、地上へと出ました。ここにて「高速埼玉新都心線 完成見学会」は終了となります。

photo今回の開通により、

・高速道路を利用することで、さいたま市を中心とした東西方向の移動時間が大幅に短縮
・第二産業道路~新大宮バイパス間の所要時間が25分→6分に短縮
・所要時間の短縮による経済効果は年間約140億円
・排出ガス量が減少するため、環境も改善
・ビオトープの整備により、見沼田んぼの生態系を維持
など、様々な効果があるとのことです。

事故や災害、環境などに配慮された高速道路だということを知ることができる見学会となりました。今後も機会が設けられることを期待しています。

公式:首都高ドライバーズサイト