日比谷共同溝事業 現場見学会

日比谷共同溝は、虎ノ門交差点から日比谷交差点まで、国道1号の地下につくられた共同溝。
ライフライン収容のための整備を見ることのできる「日比谷共同溝事業 現場見学会」が開催されました。

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日常生活に欠かすことができない電話・電気・ガス・上水道・下水道などのライフライン。道路の下へ個別に埋設されているライフラインを、ひとつのトンネルで共同して利用することにより、道路を掘り返す工事はなくなり、地震など災害に強い生活基盤を築くことが可能になります。

日比谷共同溝では、建設現場を文化的な目的で利用するイベント「東京ジオサイトプロジェクト」が過去4回、開催されました。最後の東京ジオサイトプロジェクト4 地底音楽堂計画からは約2年半がたっています。

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虎ノ門交差点にある虎ノ門たて坑から階段を下りると、施工用の空間(施工ヤード)が広がります。大きな工事の際には広大な空き地を必要としますが、場所を確保することのできない虎ノ門では、地下に空間が用意されました。

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トンネルを掘る工事が終わっている現在、空間には何も置かれていません。

エレベーターを利用して、さらに地下へと移動します。地下約30mに、日比谷共同溝のトンネルを見ることができます。

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虎ノ門たて坑は、桜田門たて坑を経由して日比谷たて坑まで整備が続く「日比谷共同溝」と、三田たて坑まで通じている「麻布共同溝」との接続部分にあたります。

まずは、麻布共同溝を見学します。

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麻布共同溝の外径は約5.3mあります。トンネルは区切られ、水道の配管などが整備されています。

さらに階段を下りて、日比谷共同溝の入り口の高さまで下ります。

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地上からの光を見ることができます。

日比谷共同溝の外径約7.3m、延長1,550m。シールドマシンで掘り進められたトンネルの工事はすでに終わり、それぞれのライフラインの区切りを断面から確認することができます。右上は電気、右下が上水道、左下に電話となっていて、左上の通路を利用して全体へアクセスできるようになります。

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工事で利用される線路が一直線に延びています。日比谷共同溝を、虎ノ門たて坑から日比谷たて坑に向かって歩きます。

地上を走る国道1号の交差点にあたる部分には、ライフラインを分岐するための穴が用意されていました。

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ライフラインは、人間の血管のように隅々まで送る必要があるため、場所に応じた分岐がつくられています。

先には、桜田門たて坑や日比谷たて坑へと続くトンネルが延びています。

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虎ノ門たて坑へと引き返します。ここにて「日比谷共同溝事業 現場見学会」は終了となります。

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日比谷共同溝は、2010年度(平成22年度)の完成をめざして工事が進んでいます。完成の後、虎ノ門たて坑がある虎ノ門交差点の地下は、地下鉄銀座線の虎ノ門駅や虎ノ門交差点を利用する歩行者の利便性・円滑性・快適性の向上をめざして整備されます。

公式:東京国道事務所