蒲田立体交差事業 現場見学会

蒲田立体は、南蒲田交差点で国道15号を環状8号の下にトンネルを通す、立体交差の道路。
午前の部と午後の部、2回各先着20名の希望者に対して「蒲田立体交差事業 現場見学会」が開催されました。

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渋滞解消と環境改善をめざし、東京都・大田区・京浜急行が行っている連続立体事業と連携しながら工事が進められています。

南蒲田交差点は、国道15号と環状8号が平面で交差している交通量の多く、京浜急行空港線および京浜急行本線の2箇所の踏切が近接しているため、慢性的な渋滞が発生。周辺地域を含めて交通混雑や環境の悪化を招いています。

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交差点にある「なんかまふれあい館」で工事の概要を聞いた後、2つのグループに分かれて現場を見学します。まずは、南蒲田交差点の下につくられている、国道15号のトンネルとなる部分へと下ります。

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工事は、計画や測量等の準備、トンネルをつくる深さまで掘る「掘削」、掘った場所に土砂が崩れてこないように鉄製の突っ張りを設置する「山留架設(やまどめかせつ)」、トンネルとなるコンクリート構造物をつくる「躯体構築(くたいこうちく)」までほぼ完了していました。

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土砂の崩壊を抑えていた必要のない鉄製の突っ張りを撤去する「山留撤去(やまどめてっきょ)」、完成したトンネル上部の舗装を行う「舗装復旧」を終えると、蒲田立体は完成となります。

天井までの高さは5.5m、現在の高さより約1mの位置で道路が舗装されます。天井の、コンクリートの厚さは1mあります。

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交差点の下のトンネルは、B1からB5までのブロックに分けられています。B1からB4までの躯体の工事は完了し、現在はB5のブロックで鉄筋コンクリート製の箱形のトンネルをつくる工事が進められています。

地上での工事を見学します。地面を深く掘る際、地盤が崩れないように「鋼矢板(こうやいた)」と呼ばれる鉄製の板を圧入する「鋼矢板打設」が行われていました。

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幅60cm、長さが最長で16.5mある鋼矢板は、上から見ると波の形になるよう交互に打ち込まれます。これにより、外部からの土砂や地下水の流入を阻止することができます。

移動式クレーンで鋼矢板を吊り上げ、油圧式圧入機で圧入します。

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水を少し入れることで、圧入がしやすくなります。レーザーで位置を調整しながら、鋼矢板が打ち込まれていきます。最初の鋼矢板は、油圧圧入機によって行われました。

ここにて「蒲田立体交差事業 現場見学会」は終了となります。

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蒲田立体が完成することで、最大24分かかっている南蒲田交差点の渋滞が解消されます。また、沿道環境の改善、新しい街づくりと連携、抜け道通過車両の減少など、いろいろな問題が解決することになります。

公式:川崎国道事務所:かわこく – 環境と人にやさしい「道」づくり