東京メトロ 副都心線 開業記念式典

副都心線は、埼玉県和光市の和光市駅から東京都渋谷区の渋谷駅を結ぶ東京地下鉄(東京メトロ)の鉄道路線です。
翌日に控えた開業を祝い「東京メトロ副都心線 開業記念式典」が2008年(平成20年)6月13日に新宿三丁目駅で行われました。

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「東京メトロ 副都心線(ふくとしんせん)」は、池袋・新宿・渋谷の三大副都心を縦断するため命名されました。

和光市駅で東武東上線と、小竹向原駅で西武有楽町線経由にて西武池袋線と、それぞれ相互直通運転が行われます。
和光市駅〜池袋駅は有楽町線と並走します。和光市駅〜渋谷駅の約20.2kmのうち、池袋駅〜渋谷駅の約8.9kmが新たに完成した区間となります。

開業記念式典の会場となる副都心線の新宿三丁目駅ホームへと移動します。

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新しい地下鉄にありがちな「深い」という印象はまったくありません。

開業記念式典は、ホームの両側に新しい副都心線の車両が停まり、華やかに行われました。東京都知事および東京地下鉄株式会社社長による主催者挨拶、来賓祝辞、来賓紹介と進行します。
石原慎太郎東京都知事は「3つの代表的な盛り場を結ぶ、非常に機能的な路線が誕生した。これだけ鉄道の多い都市は世界でも類がない。新線開通で人の流れが大きく変わり、東京の成熟に加速がかかる。五輪招致に向けて高い評価を得るだろう。」と述べていました。

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舞台を反転させてテープカットへと進みます。左から高野豊島区長、中山新宿区長、梅崎東京地下鉄株式会社社長、石原東京都知事、松島国土交通副大臣、石井東京都議会副議長、桑原渋谷区長となっています。

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くす玉開き、花束贈呈と進みます。

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多くの来賓や関係者など、約650人が出席した開業記念式典はつつがなく進行します。

試乗会が行われました。試乗列車1(新宿三丁目駅←→渋谷駅)の1号車はS-VIP(石原東京都知事と代表取材陣)、2号車は報道陣、3号車以降は来賓となります。試乗列車2(新宿三丁目駅←→池袋駅)も来賓を乗せて同時に発車します。

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試乗列車1は新宿三丁目を出て北参道駅・明治神宮前駅・渋谷駅に停車、折り返し、停車をせず新宿三丁目駅へ戻ります。いずれの駅でも降車はできませんでした。

これにて「副都心線 開業記念式典」は終了となります。

停車している東京地下鉄10000系の車両を見てみることにします。

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車両は、副都心線のラインカラーである茶色を基調としています。連結間の扉にはガラスドアが採用され、1ドアにつき2つのLCD車内案内モニターが設置されるなど、デザインや利便性に優れています。また、アルミを多用したり、火災の際に有害ガスが発生しない素材を利用するなど、環境や安全を考慮したつくりになっているのが特徴です。

新宿三丁目駅を見てみることにします。東京メトロ丸ノ内線とのアクセスはエスカレーターを移動するだけという、利便性の高い構造です。

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コンコース階とホーム階の一部に吹き抜けが設置され、開放感のある設計となっています。

東京地下鉄広報部の方の案内により、副都心線新宿三丁目駅の女性用トイレを見ます。

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男性は青色、女性は赤色と、見分けのしやすい配色で装飾が施されています。

たくさんの鏡や明るい照明が備わっている、ゆったりとしたパウダールームがあります。

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いっしょに入る子どものために、小児用のトイレや洗面台もあります。

男性用トイレも見ます。

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いつまでもきれいであってほしいものです。

2007年8月の「東京メトロ 副都心線 新宿三丁目駅 建設現場」の場所を、完成した今と比較してみることにします。

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コンコース階の改札口外側です。

コンコース階の改札口内側です。

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施工工事は、それほど時間はかからないとのことです。

2007年8月の「新宿駅南口地区基盤整備事業」の通路も完成していました。

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新宿駅南口へと続く地下歩道となります。

2001年(平成13年)6月に工事着手し、2008年(平成20年)6月に完成しました。総事業費は約2,500億円、うち街路事業が約940億円、地下鉄補助が約200億円です。
2013年度(平成25年度)には渋谷駅から東急東横線と直通運転することが決まっています。

東京メトロ副都心線の整備効果として「3つの副都心へのアクセスが一段と便利になる」「公共交通への変換による明治通りなどの渋滞緩和」「鉄道ネットワークの充実や利用者の利便性の向上」などがあげられます。

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JR山手線の混雑緩和や新宿のデパートにおける商戦など、様々な変化が生まれます。
池袋・新宿・渋谷を軸にした副都心線沿線地域は、ますます発展していくでしょう。

公式:東京メトロ