東京湾アクアライン・海ほたる 迎春祭 アクアトンネル避難通路見学会

東京湾アクアラインは、東京湾を横断して神奈川県川崎市と千葉県木更津市を結ぶ、全長15.1kmの自動車専用道路です。
懐かしい昭和のお正月をテーマにしたイベント「迎春祭」が、新年を間近に控えた2008年(平成20年)12月28日に開催され、イベントのひとつとして「アクアトンネル避難通路見学会」が行われました。

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「東京湾アクアライン(とうきょうわんアクアライン)」は、川崎側の9.6kmがトンネル、木更津側の4.4kmが橋梁になっていて、トンネルと橋梁が連絡する部分に人工島「海ほたる」(木更津人工島)があります。
海ほたるは全長約650m・全幅約100mで、1階から3階までは駐車場、4階から5階までは店舗が備わったパーキングエリアです。
1997年(平成9年)12月18日に開通・開業しました。

一日の間にたくさんイベントが用意されています。
10時と15時の2回、5階川崎側デッキにて「餅つき大会」が行われました。

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ついた餅は、あんこやきな粉をつけて無料にて試食することができます。

10時から17まで、4階アクアプラザ内では小学生を対象にした「書初め大会」が行われていました。

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4階アクアプラザ内では「福笑い」「くじ引き」「駄菓子屋」、5階川崎側デッキでは「獅子舞の演舞」「独楽まわし大会」が行われます。

11時と13時の2回、「アクアトンネル避難通路見学会」が行われました。各回40名程度が先着順に募集され、「アクアトンネル」の地下にある緊急避難通路を見学します。

11時、受付となった5階川崎側デッキでは瞬く間に行列ができ、数分のうちに定員となりました。係の方に誘導され、木更津側の技術資料館「うみめがね」の横にある通路からアクアトンネルへと移動します。

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うみめがねの真下に、アクアトンネルの出入口があります。トンネルで火災が発生した際には、トンネルの車道の下に確保されている床板下避難路を通り、浮島か風の塔(川崎人工島)、もしくはこの海ほたるのうちで近い出口まで脱出します。

アクアトンネルの出入口から床板下避難路までを見学します。ここでは、実際に避難するときと同様に、床板下避難路からアクアトンネルの出入口までを見ていくことにします。

東京湾アクアラインは、シールドマシンで掘った円筒状のトンネルで、上半分が自動車専用道路、下半分の中央に管理用通路および緊急避難通路、下半分の左右は電話線や電力線などのライフラインがあります。

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道路に設置されている非常口扉の内側から見ると、道路を確認することができます。

車道で火災が発生したと仮定、脱出をしてみることにします。
非常口扉を開けて非常口に入ると、避難連絡路があります。

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スロープをすべると、床板下避難路に出ます。

床板下避難路はトンネルで発生した火災から避難するために確保されている通路で、消防車や救急車などの緊急車両も通行することができます。気圧がわずかに高く設定されているため、道路での火災の煙が通路へは入りにくくなっています。

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300mおきに非常口が設置され、非常電話や消火器が備わっています。

階段ではなく、すべり台になっているのは、将棋倒しになってしまうのを防ぐためです。すべり落ちた先に人がいるかいないかを確認するため、すべり台は緩やかなカーブを描いています。

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場所によっては、救急隊が車道に上ったり、担架などで人を運ぶ可能性があるため、すべり台よりも幅の広いスロープが設置されています。

床板下避難路を歩き、海ほたるへと目指します。

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場所によってはライフラインを確認することができます。

扉を続けて4枚、くぐります。

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どの扉も緊急車両が通ることのできる大きさになっています。

ようやく、地上が近づいてきました。

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海ほたるが強大な建造物であるということがわかる箇所を通ります。

長くて暗い、そしてとてつもなく広いトンネルを上り、地上である海ほたるへ向かいます。

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歩いてきたトンネルを振り返ります。うみめがねの真下にある、アクアトンネルの出入口へと出ることができました。

海ほたるへと避難すると、普段は閉鎖されている臨時駐車場へと出ることになります。

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ここにて「迎春祭 アクアトンネル避難通路見学会」は終了となります。

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東京湾をまわり約1時間30分かかっていた神奈川県と千葉県とが、約30分に縮まった東京湾アクアライン。今後も、安全で快適な交通を担うことを願うとともに、様々な楽しいイベントが開催されることでしょう。

写真一部提供:photo_dera / dokura

公式:海ほたる~東京湾に浮かぶパーキングエリア