首都高速道路 大橋ジャンクション 目黒川さくらフェスタ2009 建設現場見学

大橋JCTは、首都高速道路の3号渋谷線と中央環状線を結ぶ、東京都目黒区に設置されるジャンクション。
「目黒川さくらフェスタ2009」に合わせて、「首都高速道路 大橋ジャンクション 建設現場見学」が開催されました。

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大橋JCTに接続する中央環状線は、都心に集まってしまう交通を分散するためにつくられている首都高速道路です。すでに供用されている中央環状線、工事が進む中央環状新宿線・中央環状品川線で構成されます。

中央環状新宿線は、4号新宿線の西新宿JCT(にししんじゅくジャンクション)と5号池袋線の熊野町JCT(くまのちょうジャンクション)とを結ぶ約6.7kmが2007年(平成19年)12月に開通、3号渋谷線の大橋JCT(おおはしジャンクション)と4号新宿線の西新宿JCTとを結ぶ約4.3kmは2010年度(平成22年度)3月の開通を目指しています。

中央環状品川線は中央環状新宿線の延長にあり、3号渋谷線(大橋JCT)と湾岸線とを結ぶ約9.4kmで、2014度(平成26年度)の開通を目指して工事が進められています。

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大橋JCTのパンフレット「大橋ジャンクションの平面図」より引用

大橋JCTは、中央環状新宿線と3号渋谷線、将来は中央環状新宿線と3号渋谷線と中央環状品川とが接続するポイントとなります。地上約35mの3号渋谷線と、地下約36mの中央環状線の高低差約70mを結ぶ役割を持つことになります。

建設現場見学は2009年(平成21年)3月29日と4月5日の二日間、いずれも10時から15時まで、目黒川さくらフェスタ2009に合わせて行われました。

まずは、隣接するインフォメーションセンターで大橋JCTの概要を学ぶことにします。

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大橋JCTは、国立競技場のトラックとほぼ同じ大きさの1周約400mのループ状の道路を2周することで、高低差のある高架の3号渋谷線と地下の中央環状線との間を移動することができます。
バームクーヘンを楕円にして、斜めに傾けたような形状の建築物です。中央には換気所が設けられることになっています。

どのような感覚で走行することができるかを試す、ドライビングシミュレーターを体験することができました。

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カーブが続く道路で、行きたい方向を迷わず選ぶことができるよう、大橋JCTでは中央環状線から3号渋谷線へと移動する箇所において「東名方面=青色」「環状方面=赤色」という視覚的な区分がされています。

見学のための入口へと移動して、大橋JCTの内部に入ります。

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万一の事故への備えとして、保険加入のため、氏名を記入します。ヘルメットを着用して階段を上ります。

「D2フロア」まで上がりました。地上約20m、ビル5階相当の位置となります。
完成すると本線となる箇所で、壁面には高速道路の交通シミュレーション映像が流されています。

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大橋JCTには3号渋谷線方面へ向かう道路と中央環状線へ向かう道路が別々にあるため、2周するループ状の道路が2重になっています。地上3層・地下1層の、合計4層となります。

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大橋JCTのパンフレット「大橋ジャンクションのアクセス」より引用

中央環状線へと向かう道路です。
3号渋谷線の、東名方面(左側)からと、環状方面(右側)からとが合流する箇所になります。

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上部は、中央環状線から、3号渋谷線の東名方面(左側)と環状方面(右側)へと分岐する箇所になります。
記念撮影のポイントが用意されています。

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多くの人が記念撮影をしていました。

大橋JCTの内側には、換気所の工事が進められています。

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大橋JCTの内部の換気を行う「大橋換気所」となります。

車の流れにそって、来た道を戻ります。3号渋谷線の東名方面からと環状方面とが合流して、大橋JCTへと入る箇所になります。

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先は、中央環状線へと進むことができます。各フロアの傾斜は約6%、中程度の坂になっています。

壁面を見ると、ところどころに四角いくぼみをみることができます。

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火災の際に使用する、消火器・泡消火栓・押ボタン式通報装置が設置される箇所になります。

再び階段を上ります。

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「屋上フロア」まで上がりました。地上約35m、ビル9階相当の位置となります。

先ほど下から見た道路を、今度は屋上から見てみます。中央環状線から、3号渋谷線の東名方面(左側)と環状方面(右側)へと分岐する箇所になります。

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環状方面への道路の取り付け部の桁架設をするため、800トン吊り大型クレーンが設置されています。

大橋JCTの内側を、屋上から見てみます。約3,000平方mある内側の空間は、広場となる予定です。

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中央にある四角い建物は現在も地域で利用されている変電所で、工事の最終段階まで残されます。

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大橋換気所となる施設を正面から見ることができます。

約7,000平方mある屋上は、公園となる予定です。

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広場と公園は、目黒区により2012年(平成24年度)の開園を目指して整備が進められます。多くを緑地化することで、温暖化防止に貢献することができます。

ここにて「大橋ジャンクション 目黒川さくらフェスタ2009 建設現場見学」は終了となります。

大橋JCTのまわりを歩いてみてみることにします。

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屋上から見た、800トン吊り大型クレーンを横から見てみます。

国道246号の上には首都高速道路の3号渋谷線が走ります。大橋JCTとの接続箇所であることがわかります。

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ループ状の道路の断面も見ることができました。

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大橋JCTは、目黒川沿いに咲くたくさんの桜とともに、時代を超えた美しい景観を示してくれています。

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大橋JCTの開通により、東名高速道路と東北自動車道とのアクセスが約18分短縮、東名高速道路と常磐自動車道とのアクセスが約15分短縮するなど、所要時間の信頼性が改善されます。また、安全性は向上し、物流・旅客・緊急輸送などの機能確保がなされます。

今後も快適な道路環境が整っていくことを心より期待しています。

公式:東京SMOOTH(トーキョースムース)