外環道 千葉県区間 国道357号から県道市川浦安線までの国道部(暫定2車線) 開通記念イベント

外環道(東京外環自動車道)

外環道(東京外かく環状道路)は、首都圏中心部から半径約15kmの位置に計画された自動車専用道路。
千葉県区間における国道357号から県道市川浦安線までの国道部(暫定2車線)の開通を記念して、「外環道 千葉県区間 国道357号から県道市川浦安線までの国道部(暫定2車線) 開通記念イベント」が2009年8月8日に国道298号本線・国道357号と接続する連絡路付近で開催されました。

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外環道の千葉県区間は、松戸市小山(こやま)から市川市高谷(こうや)までの延長約12.1km。2015年度に全線開通予定となっています。

国道357号から県道市川浦安線までの国道298号延長約3kmが2車線で開通しました。高速道路が開通すると、首都高速道路および東関東車道と接続する高谷JCTとなる場所です。今回の開通は、市川市内では初めてとなります。

開通する国道298号の途中にある、高谷3丁目の交差点が会場の入口となります。

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会場へと向かうため、国道357号方向へと進みます。メイン会場のテントが見えてきました。

10時、市川市消防局音楽隊の演奏によりオープニングセレモニーが始まりました。

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メイン会場では、主催者挨拶・来賓挨拶・来賓紹介と進みます。

外環道は、国道298号(外かん一般部)と高速道路(外かん専用部)で構成されます。
松戸市と市川市において、一日も早い市内の交通環境の改善や地域経済の活性化につなげるため、外環の国道部(国道298号)が先行して整備されてきました。

テントから移動して、テープカットが行われました。

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チアリーディングによる華麗なパフォーマンスとともに、連絡路上のウォーキングが開始となります。

今回のウォーキングで移動することができるのは、国道298号の、地図で赤色のラインになっている部分です。

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首都国道事務所_外環・外環道・千葉外環より引用・加筆

国道357号の東京行と千葉行の間に、東京湾岸道路(東京方面は首都高速道路・千葉方面は東関東車道)が通り、国道298号(外かん一般部)が接続して現在の状態となっています。将来はここに高速道路(外かん専用部)がつながり、巨大な高谷ジャンクションとなります。

複雑な道路を管理するため、それぞれに連絡路の名称がつけられています。イベントの会場として、国道298号市川市街方面から国道357号東京方面への道路「c連絡路」と、国道357号千葉方面から国道298号市川市街方面への道路「a連絡路」の2本の道路を歩くことができます。

ウォーキングはc連絡路とa連絡路、好きなルートを自由に進むことができます。
まずは、国道298号から国道357号の東京方面と千葉方面へ行くc連絡路を進んでみることにします。

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上りの勾配を進むと、分流箇所が見えてきました。

国道298号から来て、右方向へ進むと国道357号の東京・浦安方面、左方向へ進むと国道357号の千葉・船橋方面となります。歩くことができるのは国道357号の東京・浦安方面だけとなります。

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東京方面を望むと、複雑な構造を持つ道路を見渡すことができます。

千葉方面を望むと、国道357号への合流箇所を見渡すことができます。高速道路(外かん専用部)で使われる桁が準備されています。

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左側の3車線の道路が千葉・船橋方面へ至る国道357号、右側の3車線が千葉方面へ至る東関東車道です。

道路の中央には『ここは、「外かん」のための用地です。』と書かれた看板が設置されていました。

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道路の中央から千葉方面を望みます。左から、千葉・船橋方面へ至る国道357号、千葉方面へ至る東関東車道、東京方面へ至る東関東車道、東京・浦安方面へ至る国道357号となります。

先へ進むと、行き止まりが見えてきました。

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東京方面を望みます。左から、東京・浦安方面へ至る国道357号、東京方面へ至る東関東車道、千葉方面へ至る東関東車道、千葉・船橋方面へ至る国道357号となります。

イベントの会場として、これより先へは移動することができません。進むと、国道357号への合流箇所となります。

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歩いてきた道路を戻り、今度は国道357号の東京方面と千葉方面から国道298号へ行くa連絡路を進んでみることにします。

車の進行方向に合わせるため、一度、イベントの会場として一番奥まで歩き、会場の入口まで戻ることにします。行き止まりの先は、国道357号の千葉・船橋方面からの分流箇所となります。

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進行方向に合わせて、入口へと移動します。分流箇所が見えてきました。

国道357号の千葉・船橋方面から来て、右方向へ進むと原木方面、左方向へ進むと国道298号の市川市街・京葉道路方面となります。歩くことができるのは国道298号の市川市街・京葉道路方面だけとなります。

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ところどころに、連絡路の名称が記されています。
a連絡路:国道357号千葉方面から国道298号市川市街方面へ
b連絡路:国道357号東京方面から国道298号市川市街方面へ
c連絡路:国道298号市川市街方面から国道357号東京方面へ
d連絡路:国道298号市川市街方面から国道357号千葉方面へ
e連絡路:国道357号東京方面から田尻交差点へ
g連絡路:国道357号千葉方面から市川港方面へ
i連絡路:国道357号東京方面から高谷交差点(原木方面)へ
j連絡路:市川港方面から国道357号東京方面へ
k連絡路:国道357号千葉方面から高谷交差点(原木方面)へ

国道298号の市川市街・京葉道路方面へ進みます。

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東京方面を望むと、東京港に注ぐ江戸川、左にはJR京葉線を見渡すことができます。

道路の中央から東京方面を望みます。左から、東京・浦安方面へ至る国道357号、東京方面へ至る首都高速道路湾岸線、千葉方面へ至る首都高速道路湾岸線、千葉・船橋方面へ至る国道357号、となります。

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千葉方面を眺めると、先ほど歩いていたc連絡路を見渡すことができます。真下を通る東京湾岸道路は、東京方面に行くと首都高速道路、千葉方面へ向かうと東関東車道になります。

千葉方面を望むと、複雑な構造を持つ道路を見渡すことができます。真下は田尻交差点となります。

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下りの勾配を進むと、合流箇所が見えてきました。右からは千葉・船橋方面からの国道357号、左からは東京・浦安方面からの国道357号で、合流して国道298号の市川市街・京葉道路方面へ向かうことができます。

さらに進むと、合流箇所・分流箇所が見えてきました。

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2車線で開通した国道298号と、国道357号の合流箇所・分流箇所です。

今まで歩いてきた連絡路を振り返ります。パネルの近くで、多くの人が記念撮影をしていました。

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会場の入口となっている、国道298号の途中にある、高谷3丁目の交差点へと歩きます。

将来、4車線にするための道路の基礎部分を見ることができます。

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高谷川を渡る橋を通ります。

道路巡回車を先頭に、高速道路で働く車が展示されています。

■道路巡回車
日常的に道路の利用状況、ならびに道路の状況を把握するために使用される巡回専用の車両。

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■リフト車
道路に設置されている施設および道路構造物の点検や清掃などの管理で使用される車両。

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■散水車
道路に水を撒いて清掃をする車両。

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高谷3丁目の交差点へと着きました。

ここにて「外環道 千葉県区間 国道357号から県道市川浦安線までの国道部(暫定2車線) 開通記念イベント」は終了となります。

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高谷3丁目の交差点の付近には、「高谷体験道路」があります。
外環道が実際に通る地域で、整備内容が体験できるようモデル的に整備された場所です。千葉県区間では4カ所で整備されています。

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遮音壁を隔てて環境保全空間として自転車歩行者道、サービス道路、植樹帯などが一体となった道路構造となっています。々な工夫が織り込まれています。

今回の開通により、「平行する県道や市道の交通渋滞が緩和」「市川市南部の南北の道路軸が形成」「平行する生活道路への車の流入が減少し安全性が向上」「市川市街地から湾岸方向へのアクセスが向上」など、多くのメリットがあります。

外環道の千葉県区間における、継続した迅速な整備を楽しみにしています。

参考:3環状(圏央道・外環・中央環状)「東京を変える道路・首都圏を変える道路」