原宿交差点下り線トンネル開通直前現場見学会

神奈川県で渋滞のワースト1として有名な、国道1号と環状4号の原宿交差点。
トンネルによる交差点の立体化をすることで、渋滞を緩和します。下り線のトンネルが開通するにあたり、直前の現場見学会が開催されました。

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「原宿交差点(はらじゅくこうさてん)」は、横浜市戸塚区原宿の、交通量が多い国道1号と横浜市道の環状4号線との交差点。一日に約10万台が通過し、時間帯によっては通過に30分以上かかっていました。

国道1号を地下に通して立体化することで、国道1号の通過交通と環状4号との出入り交通を分離し、交通混雑を解消、横浜市の放射・環状方向の円滑な交通を確保します。キャッチフレーズは「ワーストワンからスムースワンへ 〜神奈川県内渋滞ワーストワンの解消へ〜」。

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広報誌「原宿だより」より引用

2010年(平成22年)12月12日に国道1号下り線のトンネルが開通することで、原宿交差点は立体化として全線が開通します。先立って12月11日に、申し込み先着40名を対象とした現場見学会が行われました。

まずは今回の開通箇所となる、国道1号を横浜方面から藤沢方面へと歩いてみます。

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トンネルで事故や火災が発生した際に情報が表示される、道路情報掲示板が設置されています。

2007年(平成19年)から立体化の工事が始まり、上り線のトンネルが2009年(平成21年)4月に供用。追って今回、下り線が開通します。トンネル部へと続く開削部を進みます。

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この日はまだ開通していないため、地上の交差点では著しい渋滞が発生しています。

地下化区間は、420mあります。トンネル部へと入ります。

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トンネルの入口には銘板が設置されています。

火災の際に使用する消火器が設置されています。

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事故や火災の際に使用する非常電話が設置されています。警察・消防・国土交通省へつながる3つのボタンと受話器で構成されています。

トンネルの状況を監視するためのカメラが設置されています。

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大雨の際にトンネル部へと流れる雨水を計測するための冠水センサーが設置されています。

マンホールの蓋には国土交通省のマークがあります。

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トンネルの区間は緩やかに左へとカーブしています。

再び開削部へと出ます。

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開削部とトンネル部を合わせたアンダーパスと呼ばれる今回の拡張区間は、830mあります。

環状4号から、国道1号の藤沢方面へと進む車の合流箇所となります。

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今回の開通箇所はここまでとなります。

9時15分、現場見学会に参加した人々によるセレモニーが開催されました。記念撮影などが行われます。

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様々な展示を、ゆっくりと見ることができます。

事業の経緯・工事の状況などがパネルに展示されています。

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これまでのイベントで子どもたちが描いた絵も展示されていました。

建設の映像がプロジェクタにて放映されます。

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見学に参加した人々は熱心に観ています。

開通するアンダーパス区間は、地上から穴を掘る「開削工法」と、横から穴を掘る「非開削工法」の、2種類の方法でつくられました。このうち、非開削工法は「ハーモニカ工法」と呼ばれる方法となります。

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高さと幅が約4mある四角いシールドトンネルを往復させ、縦に2個、横に5個、合計10個の四角いトンネルを掘り、最後に結合させるハーモニカ工法は、見た目がハーモニカの口に似ていることから名付けられました。

車両が展示され、自由に乗車することができます。

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除雪車が展示されています。

道路パトロールカーが展示されています。

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「原宿交差点下り線トンネル開通直前現場見学会」はここまでとなります。

今回の開通により、国道1号を通過する車は信号で待つことがなくなります。
前回、開通した藤沢方面から横浜方面へと向かう上り線は、通過時間が37分から11分へと26分短縮。
今回、開通する横浜方面から藤沢方面へと向かう下り線は、通過時間が28分から11分へと17分短縮。

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経済損失が約100億円半減。通過速度の向上による二酸化炭素は年間600トンの削減、窒素酸化物は年間0.9トンの削減するとのことです。
今後も、測道の歩道拡幅・舗装工事・Uターン路の設置などが行われます。

今回の開通で、神奈川県で渋滞のワースト1という汚名の返上に期待します。

公式:国土交通省関東地方整備局 横浜国道事務所