旧中川の完成を祝う会

旧中川は、東京都の江戸川区・墨田区・江東区の境界を流れる全長6.68kmの河川です。
2012年(平成24年)4月14日、旧中川の整備に先立ち、旧中川の河川敷で「旧中川の完成を祝う会」が行われました。

photo

旧中川が流れる江東三角地帯は、荒川と隅田川に囲まれ地盤が低く、多くの水害に見舞われてきました。このため、約40年の歳月をかけて旧中川を整備され、安全で快適な河川へと生まれ変わりました。

photo

photo

旧中川の河川敷から上流を望みます。整備を完了して、親しめる河川になっています。自然再生の象徴としてつくられた「カワセミの島」を見ることができます。

旧中川の河川敷から下流を望みます。蔵前橋通りに架かる江東新橋があります。

photo

photo

いろいろな生き物がすむ池づくりが行われています。旧中川の水は少し海水が混じっているため、雨が降る水溜りとなる箇所を淡水の池にして、生き物がすむビオトープとして整備されました。

祝う会の会場までの通路には、「旧中川かさ上げ護岸」としてモニュメントが設置されています。

元々の低地に加え、明治時代からの工業地帯としての発展にともなう地下水の汲みあげが原因で地盤が沈下、東京湾の満潮水位以下となり江東三角地帯は「ゼロm地帯」、旧中川は周辺の地盤面より水面の方が高い「天井川」と呼ばれていました。

photo

photo

時間とともに護岸をかさ上げして対応したものの、大地震が発生した際の危険性があることなどから、1971年(昭和46年)より整備事業に着手。樋門や閘門により周囲の河川から締め切り、水位を周辺地盤より低く保つことになり、かさ上げは不要になりました。
「AP」はArakawa peilの略称で、東京都中央区の霊岸島水位観測所の最低水位を示します。

13時30分、旧中川の河川敷に設置された会場にて、式典が始まりました。雨天のため、予定の一部が変更されています。閉会後に行われる予定だった記念レガッタレースの決勝戦は中止となりました。

photo

photo

墨田区立両国中学校の吹奏楽演奏、主催者挨拶、事業経過報告、来賓祝辞、来賓紹介と続きます。河川の東京スカイツリーとの連携、水陸両用バスの運行や足湯設置の計画などが披露されました。

続いてセレモニーとなります。テープカット、くす玉開きが行われます。

photo

photo

記念植樹は荒天のため、中止となりました。

記念に植えられた樹種は、大島桜・染井吉野・榛の木となっています。

photo

photo

旧中川では、記念放水の準備が進みます。

日本橋消防署の消防艇はまかぜと消防隊による記念放水が始まります。

photo

photo

荒天ということもあり、わずかな時間にとどまりました。

ここにて「旧中川の完成を祝う会」は終了となります。

photo

旧中川の河川整備は完了し、東京都では引き続き接続する小名木川・北十間川・横十間川の整備を進めるとのことです。

公式:東京都建設局:河川