圏央道(幸手IC) 現場見学会

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
2014年(平成26年)9月27日、圏央道の一部となる幸手ICで「圏央道(幸手IC) 現場見学会」が行われました。

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圏央道では現在、東北自動車道の久喜白岡JCT(くきしらおかジャンクション)と常磐自動車道のつくばJCT(つくばジャンクション)とを結ぶ区間で、整備が進んでいます。見学会は、久喜白岡JCT〜つくばIC(つくばインターチェンジ)の間となる、幸手IC(さってインターチェンジ)の現場にて開催されました。

見学会は2014年(平成26年)9月27日の10時から14時までの間、幸手駅から車で約10分のところにある埼玉県幸手市平須賀地先にて行われました。誰でも自由に見学することができます。

案内に従って入口へと進みます。

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主に地元の方々が多く見学に訪れています。

圏央道概要および幸手IC概要説明、展示コーナーが用意されています。
幸手ICの完成予想模型が展示されています。幸手ICは2014年度(平成26年度)に開通予定です。埼玉県道383号惣新田幸手線と接続します。

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高架部分における工程の模型が展示されています。工程はベント組立・鋼桁架設・合成床版架設・コンクリート打設の順番となっています。

体験コーナーが用意されています。「高力ボルト締付体験」ができます。
運搬できる大きさで工場でつくられた橋桁は、トレーラーにより現場まで運ばれます。これらの橋桁をつなげていくものがボルトです。

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橋桁と橋桁をつなぎ合わせるため別の板ではさみこみ、ボルトで締めることで板と板の間に摩擦力が発生して、橋桁どうしがつながっていきます。

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チップと呼ばれるボルトの先端部分が取れることで、締め付けの終わりがわかります。

「鉄筋探査体験」ができます。
橋の上の車が走行する部分に、鉄筋が埋め込まれたコンクリートがつくられます。鉄筋はコンクリートをつくると見えなくなるため、コンクリートを壊さず鉄筋の位置や深さを調べる鉄筋探査機が使われます。

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「橋の塗装確認体験」ができます。
橋は鋼鉄製で、塗装は5層もの重ね塗りが行われています。
鉄との密着性や錆の防止となる防食下地・下塗りとの密着性を持たせるためのミストコート・密着性や耐久性のよい下塗り・下塗りや上塗りによく付着する中塗り・雨や紫外線に強く景観を持たせる上塗りの5層です。

「測量体験」ができます。
位置や面積など、様々な測量が行われます。

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「高所作業車体験」ができます。
高所作業車に乗りたい見学者は列に並んで、ヘルメットと安全帯を装備します。

橋桁の下部を間近で見ます。

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設置されている排水パイプや、締め付けられたボルトなどを見ることができます。圏央道の埼玉県区間の、橋桁の塗装は深い緑色で統一されています。

「橋上見学」ができます。
架設階段を上り、圏央道へと移動します。

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幸手ICの料金所となる施設が設置されています。県道から久喜白岡JCT方面へ向かう入口となります。

料金所を通って進んだ車は、圏央道の内回りとなる本線へと進みます。

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今後、車道となる高さまで舗装されます。

圏央道の本線を見上げると、非常駐車帯となる箇所があります。故障車・緊急車両・道路管理車両などが停車するために設置されます。

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橋柱と橋桁の間にはゴムが設置されています。橋桁の荷重支持、橋桁のたわみや伸縮の吸収、免震などの役割を果たします。

木村裏Aランプ橋と呼ばれるランプ橋を進みます。

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幸手ICの木村裏高架橋と圏央道の赤木裏第1高架橋の合流箇所となります。多くの人が光景を楽しんでいます。

約8.7km先には東北自動車道と接続する久喜白岡JCTがあり、開通すると関越自動車道・中央自動車道・東名高速道路などとつながることになります。

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反対側は、常磐自動車道と接続するつくばJCT方面となります。

ここにて「圏央道(幸手IC) 現場見学会」は終了となります。

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都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、順調な整備が期待されています。

参考:3環状(圏央道・外環・中央環状)「東京を変える道路・首都圏を変える道路」