首都高講座 58限目:横浜環状北線の防災設備を学ぼう!

「首都高講座」は、首都高速道路における工事の現場や施設、車両などを見学できるイベントです。
2016年(平成28年)2月25日、58限目の「横浜環状北線の防災設備を学ぼう!」が行われました。

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「首都高講座 58限目:横浜環状北線の防災設備を学ぼう!」では、横浜環状北線の防災設備について学びます。

首都高速道路の横浜環状北線インフォプラザへ集合、14時より開始となります。抽選に応募した約260名の中から、当選した18歳以上の約40名が参加しました。
参加者には、資料・ヘルメット・軍手が用意されています。

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工事における概要の説明を受けます。

首都高速道路の横浜環状北線は、横羽線の生麦JCT(なまむぎジャンクション)と第三京浜道路の横浜港北JCT(よこはまこうほくジャンクション)を結ぶ、延長8.2kmの自動車専用道路です。2017年(平成29年)3月に「[K7]高速神奈川7号 横浜北線」という名称で開通します。

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横浜市の交通ネットワークの骨格を形成する横浜環状道路の北側に位置することから「きたせん」とも呼ばれます。
横浜北線の延長線上には、東名高速道路と接続する横浜環状北西線も建設が進んでいます。

生麦JCTと横浜港北JCTの間には、岸谷生麦出入口・馬場出入口・新横浜出入口が設置されます。馬場出入口の供用は、横浜北線の開通以降となる予定です。

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横浜北線の延長8.2kmのうち、約7割にあたる5.9kmがトンネル構造の横浜北トンネルとなります。

ラジエイトでまとめた横浜北線についての他の記事は、以下をご覧ください。

ラジエイト カテゴリー: 首都高速道路 横浜北線

参加者は2つの班に分かれてマイクロバスに乗車し、A班は先にトンネル部へ、B班は先に高架部へ向かいます。

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インフォプラザの外に掲示されている航空写真で、見学ルートを確認します。

新横浜出入口から横浜北線へ入ります。分岐の右側を通り、横浜北線のトンネル部へ進みます。

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Uターンして横浜北線の本線のトンネル部へ入り、生麦方面へ向かいます。

数分進んだ地点でマイクロバスから降りて、防災設備を見ます。舗装や照明・防災設備などが先行して整備されたモデル区間です。

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横浜環状北線のトンネルには、様々な施設機器が設置されています。
運転中に発生した事故や火災に備えて、非常電話や非常口、消火器・泡消火栓などの防災設備があります。

事故や火災の際に使用する非常電話は、安全のため壁のくぼみに入って、非常電話の案内の下にある空間から向かってくる車の動きを確認しながら通話をします。受話器を上げて、ボタンを押すだけで通話をすることができます。

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非常ボタン・消火器・泡消火栓です。いずれも力を入れることなく、はじめてでも比較的簡単に操作できるようになっています。

横浜北線の避難通路は、道路の下部に確保されています。非常の際には、すべり台式非常口で道路の下へ移動して、地上出口まで避難します。
すべり台式非常口は、首都高速道路では横浜北線にて初めて採用されました。76基設置されています。東京湾アクアラインと同じ形式です。

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操作ボタンを押すと、跳上げ扉が自動で開きます。トンネルが停電していても使用できます。

乗込み部からすべり台へ着座します。降下することで避難通路へ行くことができます。

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すべり台を通って避難を体験します。

すべり台を降下すると、道路の下部にある避難通路へと出ます。

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道路と避難通路は気圧が変えてあり、火災の煙が避難通路へ入らないようになっています。

避難経路案内図が掲示されています。現在地と地上出口までの距離が書かれています。

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地上出口へ続く避難通路を進みます。

約300メートル進み、地上出口への扉が近づいてきました。

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避難経路案内図を見ると、地下7階にいることがわかります。約200段の階段を上ると、北横浜2丁目地先へ出ることができます。

ひとつ上の階にあたる地下6階の、横浜北線の本線へ上がります。

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新横浜換気所が設置される箇所となります。換気所とは、トンネルを走る車の排気ガスをきれいにして上空へ送り、外の空気をトンネルへ送るための施設です。

約3年3ヶ月前の2012年11月30日に行われた「首都高講座 41限目:横浜環状北線の建設状況を学ぼう2」で、施工している途中の非常口や避難通路を確認できます。

マイクロバスへ乗り、横浜北線の本線の高架部へ移動します。

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鶴見川に沿って、横浜北線の高架部は二層になっています。上層は横浜北線の外回り(生麦方面)、下層は横浜北線の内回り(港北方面)です。内回りは道路の舗装が完了しています。

先には、送り出し架設工法で建設された全長158メートルの大熊川トラス橋があります。鶴見川・大熊川・江川の3つの河川が合流する箇所となるため、景観性や経済性など様々な観点から、トラス橋となりました。

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さらに先には、新横浜出入口を見ることができます。

反対側の港北方面を眺めます。第三京浜道路と接続する、横浜港北JCTの一部を見ることができます。

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左側は建設が進む横浜環状北西線から流入するランプ、右側は第三京浜道路などから料金所を通って流入するランプとなり、ここで合流して後方の横浜北線の外回り(生麦方面)へとつながります。

先は「首都高講座 53限目:港北JCTとシールドトンネルの中から横浜環状北線の建設状況を学ぼう!」で見た、港北JCTへと続きます。

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ここにて「首都高講座 58限目:横浜環状北線の防災設備を学ぼう!」は終了となります。

横浜北線の開通により、新横浜と羽田空港との移動は10分短縮の約30分、新横浜と鶴見との移動は15分短縮の約15分となります。広域的な交通利便性が向上、新横浜都心・京浜臨海部などの活性化、生活環境の改善など、さまざまな効果が見込まれています。

公式:首都高速道路株式会社 | 首都高講座
公式:ほくせいせん・きたせん