下水道 世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目付近枝線工事 現場見学会

世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目付近枝線は、世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目地区における雨水の処理能力を向上させ、浸水などの被害軽減を図るために整備されている下水道です。
2017年(平成29年)6月20日、世田谷区の砧公園付近で「下水道 世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目付近枝線工事 現場見学会」が行われました。

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東京都下水道局は、雨期となる毎年6月を「浸水対策強化月間」と定めて、浸水に対する準備と下水道の役割について学べるイベントを各所で行なっています。
大雨の際に雨水を下水道へ流すことで、浸水被害を防ぎます。

砧公園の北側に設置されている防音ハウスが、現場見学会の会場となっています。防音ハウスは、騒音を小さくするための施設です。

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浸水被害に対する備えを視覚で理解できる装置の実演や、工事の概要が示されたパネルが用意されています。

現場見学会は、周辺地域に住む住民の方々や、付近の小学校へ通う小学生を対象に行われます。

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この日は小学生が熱心に見学していました。

実演されている装置の一部を見てみます。
雨水流入模型「雨ますくん」の実演です。路上に降った雨は、雨水ますから下水道管へと流れます。雨水ますが段差解消ブロックや落ち葉でふさがれてしまうと、雨水は流れず、浸水被害が発生してしまいます。雨水ますをふさがないでください、という模型です。

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半地下・地下室水圧体験装置「水圧くん」の実演です。大雨の際、地下室に閉じ込められると、水圧でドアが開かなくなる状況を体験できる装置です。

工事の概要をパネルで見てみます。
トンネルは、シールドマシンと呼ばれる円筒形の機械で掘り進められています。前面についた回転するカッターで地中を掘り進めながら、同時に、壁となるセグメントを組み立てます。

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防音ハウスには、コンクリートでできたセグメントが積まれています。セグメントが円筒形に組み立てられることで、内径2.6mの下水管が完成します。

地下には、シールドマシンが発進するための発進立坑があります。
発進立坑で組み立てられたシールドマシンは、公園に沿って西側へ掘削しました。その後、一度解体され、発進立坑まで地上を運ばれて、再度組み立てられ今度は東側から北側へ向かっています。

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現在は環状八号線の地下を掘り進めています。

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工事は2014年(平成26年)12月から2017年(平成29年)12月まで予定されています。

発進立坑を降ります。将来は、深さ約17mの特殊マンホールが設置されます。

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シールドマシンが2度、組み立てられて、発進した箇所です。

発進立坑の下に降りました。両側にはそれぞれ、シールドマシンが掘り進めたシールドトンネルの坑口があります。

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発進立坑からは、防音ハウスを見ることができます。

先行してつくられた、上流となるシールドトンネルです。

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444.30m先には深さ約15mの接続立坑と、深さ約23.5mの既設マンホールがあります。

シールドマシンの掘削が進む、下流となるシールドトンネルです。

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シールドトンネルは、掘削土砂に添加材を混ぜて土砂が崩れないように圧力をかけながら掘削する、泥土圧式シールド工法でつくられています。

壁には、見学した小学生が描いた記念の落書きがあります。

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セグメントのリングを10個組み立てると、11mのトンネルができます。

床には、セグメントなどを運搬するためのレールが敷かれています。

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シールドトンネルは、箇所によって鋼製になっています。先は1650.55mのトンネルが続き、3箇所の特殊マンホールが設置されます。

ここにて「下水道 世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目付近枝線工事 現場見学会」は終了となります。

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世田谷区大蔵一丁目、桜丘五丁目付近枝線が完成すると、周辺地域における大雨や台風による浸水被害が軽減することになります。

公式:東京都下水道局