横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第2回)

横浜環状北西線は、東名高速道路と第三京浜道路を結ぶ自動車専用道路です。
2017年(平成29年)11月11日、横浜青葉IC付近で「横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第2回)」が行われました。

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横浜市と首都高速道路は、東名高速道路の横浜青葉IC(よこはまあおばインターチェンジ)と第三京浜道路の港北IC(こうほくインターチェンジ)を結ぶ、延長約7.1kmの横浜環状北西線の建設を進めています。

工事現場の撮影が静かなブームとなっていることを背景に、横浜市では横浜環状北西線建設現場のフォトコンテストを開催しています。合わせて、3回にわたる現場見学撮影会が実施されます。

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第2回として今回、横浜市緑区の北八朔(きたはっさく)地区で、シールドトンネル工事の現場見学撮影会が行われました。

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この日の現場見学撮影会は2回行われ、1回目の午前の部は申し込んだ319名のうち当選した39名が参加、2回目の午後の部は申し込んだ296名のうち当選した47名が参加しました。事前に応募して選ばれた午後の部の参加者は、撮影会当日13時に横浜環状北西線のPRルームに集合します。

PRルームには、工事に関連する模型やパネルが掲示されています。横浜環状北西線の概要を映像で把握します。

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横浜環状北西線における北八朔地区の完成予想模型です。地上部と地下部の接続箇所になります。

フォトコンテストということで、写真家の西澤丞氏を招いて撮影講座が行われました。撮影講座は午後の部のみとなります。

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建設現場の撮影についての注意や極意などが、丁寧に解説されます。

参加した47名は、3つの班に分かれて、時間をずらし3つの見学スポットを約20分ずつ巡ります。

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PRルーム付近に見学スポットが用意されています。
・見学スポット1:トンネル坑内
・見学スポット2:U字擁壁、BOXトンネル(開削トンネル)
・見学スポット3:プラントヤード

第三京浜道路の港北IC・JCT側から東名高速道路の横浜青葉IC・JCT(ジャンクション)側へ向かう青葉行きのトンネルは横浜市が、東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側から第三京浜道路の港北IC・JCT側へ向かう港北行きのトンネルは首都高速道路が、それぞれ工事を発注しています。
青葉行きトンネルの工事の概要は以下の通りです。
 工事名称:高速横浜環状北西線シールドトンネル建設工事
 工事費:411億2716万4640円 (税込み)
 発注者:横浜市道路局
 施工者:安藤ハザマ・岩田地崎・土志田・宮本土木建設共同企業体

見学スポット1のトンネル坑内へ移動します。
横浜環状北西線の延長約7.1kmのうち、約4.1kmがトンネル部となり、約3.9kmはシールドマシンと呼ばれる筒型の掘削機で造られます。

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シールドマシンは、前面についた回転するカッターで地中を掘り進めながら、同時に、壁となるセグメントを組み立てます。
使用するシールドマシンの概要は直径約12.6m、全長約13m、重量約1,800tのものです。

シールドマシンがトンネルを掘り始める深さまで掘られた、発進たて坑と呼ばれる縦穴があります。港北行きは2017年3月、青葉行きは2017年5月、それぞれのシールマシンが発進たて坑から発進しました。2017年11月現在、港北行きのシールドマシンは約800m、青葉行きのシールドマシンは約500m掘進しています。

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シールドマシンがトンネルを掘り進めている今、発進たて坑は材料の搬入や土砂の搬出に利用されています。

第三京浜道路の港北IC・JCT側から東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側へ向かうときに通行するトンネル、青葉行きのシールドトンネルです。

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反対側には、開削トンネルがあります。

仮設階段を下りて、発進たて坑から青葉行きのシールドトンネルを進みます。先は、第三京浜道路の港北IC・JCT方面になります。

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トンネルの内径は11.5mとなり、完成すると2車線道路となります。

シールドトンネルを約500m進むと、シールドマシンの後続台車があります。見ることはできませんが、この先にはシールドマシンもあります。

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シールドマシンの手前には、セグメント組み立て装置(エレクター)で組み立てられるセグメントが積まれています。セグメントの1ピースは幅約2.0m、厚さ約0.45m、重さ約10tあり、複数のセグメントをつなぎ合わせることでトンネルのリングになります。

シールドマシンを背にして、東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側の発進たて坑へ戻ります。

発進たて坑とシールドマシンを行き来して、セグメントや大きい資材を運ぶ輸送車両があります。

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現在は1台の運用で、シールドマシンが先へ進み距離が伸びると2台の運用になる予定です。前後に運転席があるためUターンする必要がなく、また、トンネルで2台がすれ違うことのできる車幅となっています。

トンネルの3分の1くらいの高さに、道路の床となる床版と呼ばれる部材が敷かれます。床版の上はコンクリートで舗装されて車道部となり、下は道路下安全空間(避難通路)となります。

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シールドマシンから離れるほど、床版を載せる側壁の施工が進んでいます。

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枠の中に鉄筋が組まれ、コンクリートで固められます。

コンクリートを固めるための型枠台車があります。

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側面を押し当てて、コンクリートを固めていきます。

横浜北線に続き、横浜環状北西線でも、すべり台式非常口が採用されます。非常の際には、すべり台式非常口で道路の下にある避難通路へ移動して、地上出口まで避難します。
すべり台式非常口が設置される箇所は、床版を載せる側壁に空間が確保されています。

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発進たて坑に近いほど施工が進んでいます。

配置してあるカラーコーンは色分けされ、それぞれが意味を持っています。

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発進たて坑が見えてきました。円形のシールドトンネルの先は、角形の開削トンネルとなります。資材置場を示す緑色のカラーコーンが配置されています。

開削トンネルへと続きます。左手から青葉行きトンネル、避難通路、港北行きトンネルとなります。

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安全通路を示す青色のカラーコーンと、作業区間を示す赤色のカラーコーンが配置されています。

開削トンネルの中央にある、避難通路を通ります。シールドトンネルは道路の下、開削トンネルは道路の横に、それぞれ避難通路が確保されます。

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振り返ると発進たて坑があり、青葉行きと港北行きで工区が分けられていることがわかります。

避難通路を抜けると、登り坂の先に地上が見えてきました。

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その先は、前回の横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第1回)で見た高架部へとつながり、東名高速道路の横浜青葉IC・JCTや国道246号線に接続します。

見学スポット2のU字擁壁、BOXトンネル(開削トンネル)へ移動します。
東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側を背にして、開削トンネルを通り、発進たて坑へ進みます。左手から港北行きトンネル、避難通路、青葉行きトンネルとなります。

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青葉行きの開削トンネルです。地上を開削し、トンネルとなるボックスカルバートを埋設して構築されました。

100mほど進むと、発進たて坑が見えてきます。先ほど歩いた青葉行きのシールドトンネルへとつながります。

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折り返し、東名高速道路の横浜青葉IC・JCT側へ進みます。

仮設階段を上り、U字擁壁を見ます。

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文字通り、擁壁がU字になっていることがわかります。

見学スポット3のプラントヤードへ移動します。
シールドマシンが掘ったときに出る土砂を処理する、泥水処理施設(プラントヤード)です。

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ここも工区が分かれていて、右側が港北行きトンネルから出る土砂を処理する施設、左側が青葉行きトンネルから出る土砂を処理する施設となっています。

シールドマシンの先端に泥水を送り込み、水圧により掘削面を安定させながら掘り進める、泥水式シールド工法が採用されています。掘削された土砂は泥水と混ぜて、ポンプを使って地上の施設までくみ上げられます。泥水は、泥水処理施設で土と水に分離されます。

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土は粒の大きさなどの状態を考慮しながら、各地の工事現場や埋め立てなどで利用されます。水は再びシールドマシンへ送られます。

トラックに設置されたGPS端末を使い、中央監視室で位置、速度、走行ルートを監視することで、地域の環境に配慮しています。

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トンネルの片側を掘削する際、一日に10tトラック約100台が4往復するだけの土砂が搬出されます。

「横浜環状北西線建設現場 見学撮影会(第2回)」はここまでとなります。
横浜市では、横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト(北西線フォトコン)を実施しています。見学撮影会も引き続き、12月6日に開催されます。

「横浜環状北西線建設現場フォトコンテスト・現場見学撮影会」
 テーマ:北西線のダイナミックな建設現場
 応募対象作品:今まで撮った北西線の建設現場の写真
        (沿道からでも、現場見学会で撮影したものでもOK。)
 応募期限:2017年12月31日(日)23:59
 公式:北西線フォトコン

公式:横浜環状北西線
公式:横浜市 道路局 横浜環状北西線建設課 横浜環状北西線建設課