新小岩陸橋は、墨田区の新小岩駅北口にある、蔵前橋通りと平和橋通りが交差する「たつみ橋交差点」での交通渋滞を解消するため、建設された陸橋。完成を祝い「新小岩陸橋 完成記念式典」が開催されました。
たつみ橋交差点は交通量が多く、朝夕の渋滞が慢性化しており、地域住民の日常生活や経済活動などに大きな影響を及ぼしています。特に蔵前橋通りは、朝の都心方面へ向かう交通と午後の都心方面からの交通で激しい渋滞が発生。新小岩陸橋が完成し、たつみ橋交差点での交通渋滞が緩和されます。
東京都では「スムーズ東京21-拡大作戦-」の一環として、円滑な車交通の実現と良好な沿道環境の創出を目指しています。
完成記念式典は11時より、東京都第五建設事務所にて行われました。地元中学校の吹奏楽部による演奏で開幕します。
主催者挨拶、工事報告、来賓祝辞、来賓紹介、橋名板揮毫者への感謝状贈呈、テープカットと続きます。
閉式後、式典招待者や関係者、報道関係者は分譲してバスに乗り、橋上へと移動します。
陸橋は、たつみ橋交差点だけでなく東新小岩三丁目交差点、補330交差点をも越えるため、立体延長は約800mあります。
片側1車線の、車専用の陸橋となっています。
陸橋の中間、たつみ橋交差点の真上でバスを下車し、しばらくの間、自由に陸橋を観ることにします。橋の上からは、平和橋通りを見下ろすことができました。
立体化工事にあたっては、設計・施行一括発注による「技術提案型総合評価方式」を採用。これにより、通常約4年かかる工期を約1年で完了することができたとのこと。
立体化工事が完了後は引き続き、歩道拡幅工事や電線共同溝工事などが行われます。
工事が無事に終わり、快適な道路環境が整うことを心より期待しています。