東秋留橋は、八王子市とあきる野市とを結ぶ、秋川に架かる一般都道176号楢原あきる野線の橋梁です。
老朽化した古い橋に替わる新しい橋が完成したことを祝い「東秋留橋 開通式典」が2008年4月26日に東秋留橋の橋上で行われました。
一般都道176号楢原あきる野線に架かる東秋留橋(ひがしあきるばし)は、国道411号とともに南北ルートの一翼を担います。
古い橋の老朽化や安全の問題を解決するため、下流部に新しい橋が架けられました。
古い橋は迂回するルートで、新しい橋は一直線に、それぞれ八王子市側とあきる野市側の交差点で合流します。
古い橋は、橋面とアーチ部材との間に空間を設けた、6経間連続RCオープンスパンドレルと呼ばれるアーチ橋です。1939年(昭和14年)に完成した当時は、見学者が多く訪れ話題になったとのことです。2000年には土木学会の「日本近代土木遺産」に選定され、特に重要なAランクの指定を受けています。
幅員5.5mと狭い間を大型車がすれ違うなど問題がありました。新しい橋が開通した後は、人が渡るための橋となり、近代遺産として受け継がれていくことになります。
新しい橋は約5年かけて事業が完了しました。橋長は182.7mで、車道の幅7.0mと歩道の幅2.5mが確保されています。
橋は約60mおきに、2つの橋台と橋脚とで支えられています。
11時より開通記念式典が始まりました。主催者挨拶・工事報告・来賓祝辞・来賓紹介・橋銘板(きょうめいばん)の揮毫(きごう)者への感謝状贈呈へと進みます。
テープカット・くす玉開披が行われました。
最後は、よつぎ第一保育園の園児たちを先頭に渡り初めとなります。
ピエロやチンドン屋なども歩きます。ここにて「東秋留橋 開通式典」は終了となります。
新しい東秋留橋の開通により、あきる野市の南北ルートのアクセス向上や、周辺道路の渋滞緩和が期待されています。
公式:東京都建設局