東京ゲートブリッジは、大田区城南島と江東区若洲を結ぶ東京港臨海道路に架かる橋梁です。
2012年4月25日、ライトアップのオープニングイベントとして、若洲海浜公園内の特設会場で「東京ゲートブリッジ ライトアップ点灯式」が行われました。
東京ゲートブリッジは、2012年2月12日の開通以来、東日本大震災の影響でライトアップは控えられてきました。開通から約2ヶ月半が経ち、ライトアップが開始されます。
18時からヘブンアーティストによるパフォーマンスが行われました。
18時40分、来賓となる副知事の村山寛司氏、国土交通副大臣の吉田治氏、江東区長の山崎孝明氏による挨拶となります。
東京タワーやレインボーブリッジのライトアップをデザインした照明デザイナーの石井幹子氏による挨拶、および東京ゲートブリッジにおけるライトアップの説明となります。
19時6分、カウントダウンとともに、来賓によりライトアップのスイッチが押されます。
全長2618mの橋の側面に設置された886個のLEDカラー照明が、一筋の光をつくります。LEDのため、色や動きを表現することが可能になっています。
トラス桁と呼ばれる橋の本体に設置された492個の白色照明により、橋が照らされます。照明の光が安定するまでには4分ほどの時間がかかります。
橋の側面におけるライトアップの色は、月ごとに変わります。3分間、15秒間隔で、4月の新緑色からすべての色がプレビューされました。
【月ごとの色】 1月:白金色 2月:真珠色 3月:若草色 4月:新緑色
5月:青葉色 6月:水色 7月:海色 8月:空色
9月:桔梗色 10月:秋草色 11月:紅葉色 12月:緋色
ダイジェストレビューとして、波をイメージしたパターンを組み合わせた動きのある演出が2分43秒間、続きます。
4月の色である新緑色に彩りされました。
ここにて「東京ゲートブリッジ ライトアップ点灯式」は終了となります。
通常、東京ゲートブリッジの歩道開場時間は10時から17時(最終入場は16時30分)までとなっています。この日は特別に、20時まで開放されました。
ライトアップは毎日、日没から0時まで行われます。
消費電力の約4割を太陽光発電でまかなう、環境配慮型となっています。祝日など特別な日には特別の色が用意され、毎正時には何かが起きる、とのことです。
新しい名所として、これからも東京のランドマークとして輝き続けてくれるでしょう。