上尾道路は、新大宮バイパスの宮前ICから鴻巣市箕田で国道17号の熊谷バイパスと接続するまでの一般道路です。
2016年4月29日、上尾道路の一部となるⅠ期区間の開通に先立ち、江川地区で「国道17号上尾道路(Ⅰ期)江川地区 開通記念イベント」が行われました。
埼玉県を通る上尾道路は、圏央道の桶川北本IC(おけがわきたもとインターチェンジ)を境に、Ⅰ期区間とⅡ期区間に分けて整備が進められています。延長は20.1kmです。国道17号の西側を並行します。
県道上尾環状線から県道川越栗橋線までの延長4.7kmが、2016年4月29日16時に開通します。これによりⅠ期区間の延長11.0kmが開通し、新大宮バイパスの宮前ICと圏央道の桶川北本ICが接続することになります。
熊本地震で被災された方々の心情を想い開通セレモニーは中止となり、現場見学会のみ行われます。現場見学会は上尾道路起点側となる、上尾市小敷谷地先「小敷谷東」の交差点付近が会場となります。
キャラクターもお祝いに駆けつけています。左から、上尾市のアッピー・埼玉県のコバトン・桶川市のオケちゃんです。
現場見学会として、新たに開通する江川地区の延長4.7kmの区間が、歩行者と自転車に開放されます。上尾道路を圏央道の桶川北本IC方面へ向かいます。
今回の開通は、4車線区間:0.3km・2車線区間:4.4kmとなっています。沿道に住む方々が利用する生活道路へのアクセス路が多く整備されています。
埼玉県道57号さいたま鴻巣線との交差点です。
車道・アクセス路・歩道が入り組み複雑な形状になっている箇所もあります。
将来的には4車線となります。今はゼブラゾーンが敷かれ、2車線(片側1車線)となっています。
上尾丸山公園への案内板です。車道からも歩道からも見やすい位置に設置されています。
中央部には、高架構造の4車線の自動車専用道路(首都高速道路)が計画されています。一般道路・植樹帯・サービス道路・自転車歩行者道が整備されていく予定です。
歩道橋「領家かっぱ橋」が設置されています。
歩道橋は傾斜の緩いスロープのみとなっています。
自然の多い江川地区が見えてきました。
4車線の一般道路は対面2車線となり、森を抜けます。
延長約5kmの、荒川へ注ぐ一級河川である江川が流れています。
江川下流域には湿地帯が広がり、豊かな自然環境が残っています。数多く生育している希少植物が守られています。
江川の上部は、橋が架けられています。
現場見学会では、自転車が車道を、歩行者は歩道を通ります。
橋を通過すると、再び宅地が見えてきます。
上尾道路を整備するため、これまで使われてきた道路が調整されます。
埼玉県道12号川越栗橋線との交差点です。歩道橋「狐塚こんこん橋」が設置されています。
先は、共用されている上尾道路となります。2km先は「圏央道(川島IC〜桶川北本IC) 開通記念イベント 圏央道ウォークフェスタ2010」が行われた圏央道の桶川北本ICに接続します。
ここにて「国道17号上尾道路(Ⅰ期)江川地区 開通記念イベント」は終了となります。
今回の開通により、国道17号の交通混雑の緩和や沿道環境の改善が期待されます。
上尾道路を利用することで、国道16号に接続する宮前ICと圏央道の桶川北本ICとの所要時間が大幅に短縮します。