中野電車区は、東京都中野区にあるJR東日本(東日本旅客鉄道)の施設。
普段は見ることができない働く車両を集めての展示会が開催されました。
「JR東日本 中野電車区 働く車両大集合」は、2010年11月23日の10時30分から15時まで、中野電車区にて行われました。
事前に応募した約4,500名の中から当選した約600名が、10時30分から12時と13時から15時の2部入替制にて入場することができます。
車両展示・体験乗車コーナー・記念撮影コーナーでの子供駅長服貸出・特設販売など、コーナーが用意されています。
保守のための車両が駐車しています。
レスキュー車が展示されています。
レール保線作業の実演が行われました。
まずは、鉄道用レール穿孔機により、レールの横に穴をあける「穿孔(せんこう)」が行われます。
30秒ほどでレールの横に穴があきました。二人で行っていた穿孔は、機械の小型化により、一人で作業ができるようになったとのことです。
中野駅長さんの計らいにより、穿孔した鉄が、じゃんけん大会により十数名にプレゼントされました。
次に、鉄道用レール削正機により、「削正(さくせい)」が行われます。
レールについた傷が削られていきます。
電車区の中へと進みます。
「マルチプルタイタンパー(09-16J型)」が展示されています。通称はマルタイ。日々列車が走ることで、線路へ敷き詰められたバラストと呼ばれる石のわずかな歪みが発生するため、マルタイにてレールを矯正します。
レールがわずかに持ち上げられます。
突き固めをすることにより、バラストが安定しやすくなります。
「バラストレギュレーター(KSP-2002型)」が展示されています。マルタイの追いかけて、バラストを整理していきます。
バラストを線路に補充したり、バラストに振動を与えて線路を安定化させるスタビライザ作業が行われます。
電車区の中を移動します。
留置線の端はエンドレールとなっています。
車両が展示され、撮影スペースが用意されています。左から、130km/hで軌道・架線・信号の計測が可能なE491系(East-i)、乗務員の訓練のため「訓練車」に改造された115系、首都圏ではおなじみの通勤車両であるE231系となっています。
黄色帯のE231系は2000年以来、製造が続けられていて、現在は約2,600両以上あります。この日、反対側の2両目〜4両目は車内休憩スペースになっていました。
ここにて「中野電車区 働く車両大集合」は終了となります。