下水道 練馬区中村一、三丁目付近枝線工事

練馬区中村一、三丁目付近枝線は、練馬区中村地区を浸水被害から守るために整備されている下水道です。
2012年3月26日、「下水道 練馬区中村一、三丁目付近枝線工事」を取材しました。

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東京都練馬区の中村地区・豊玉地区では、ゲリラ豪雨や台風による「浸水被害の軽減」を目的として、新しい下水道管がつくられています。

通りに沿った地下約15mでは、下水管で流しきれない大量の雨水を一時的に貯める、総延長約2.4kmの貯水管となるトンネルがつくられています。
完成すると25mプール62個分となる、2.5万トンの雨水を溜めることができます。雨水を取り込むマンホールが6箇所、下水管を点検するためのマンホールは2箇所、設置されることになります。

工事の拠点となる南蔵院の敷地の一部には以前、防音ハウスが設置されていました。

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トンネルを掘り終えた今、防音ハウスは撤去されています。

トンネルを掘るためのシールド機や資材を地下へ搬入したり、掘り出した土砂を搬出していた「発進たて坑」と呼ばれる坑口から、地下へと移動します。

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地下約15mの途中まで、階段を下りていきます。

南蔵院から東方向には下流となる、「練馬区中村一丁目、豊玉中一丁目付近枝線工事」でつくられた延長1km、内径4mのトンネルが造られました。現在はすでに共用されています。

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南蔵院から西方向には上流となる、「練馬区中村一、三丁目付近枝線工事」でつくられた延長800m、内径3mのトンネルが造られました。内径が1m違うのは、下流ほど多くの水が流れるためです。

地下約15mの途中まで、穴に設置されたハシゴを下りていきます。

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下水道管の中に着きました。深さは15.29mとなります。東方向のトンネルは鉄製の扉で閉ざされ、入ることはできません。

西方向のトンネルは、シールド工事が終わり、資材や掘り出した土砂を運ぶ台車のための線路も撤去されていました。ここから約800mを歩いて進みます。

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坑口から146.5mの位置に、雨水を取り込むためマンホールが設置される「割込たて坑」があります。深さは14.2mとなります。

上を見上げると、大きな下水管が横切っていることを確認できます。下水管の一部に穴をあけ、あふれた雨水がトンネルに流れ込むことになります。

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割込たて坑は、ライナープレートと呼ばれるミルフィーユのような波付け加工された鋼板により構築されます。上部には、NTTの回線などさまざまなライフラインが埋設されている埋設銀座を見ることができます。

トンネルは、シールド機という円筒状の機械で造られました。地面を掘り進めると同時に、「セグメント」と呼ばれるコンクリート製の部材で壁を組み立てることで、トンネルの形にしていきます。大きいセグメント4つと小さいセグメント1つを組み合わせると、1mのトンネルが完成します。

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トンネル1mは、セグメントを組み合わせた1つのリング(R)で構成されます。坑口から200mの位置では200個目のリングとなるため、200Rと表記されています。

坑口から460mの位置となります。地上ではもっとも低く、大雨の際には多くの雨水が溜まる箇所となります。

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ここにも割込たて坑がつくられ、雨水を取り込むためマンホールが設置されます。深さは13.3mとなります。

トンネルは武蔵野レキ層という、水分を多く含んだ地層の中につくられています。セグメントの断面に貼られているゴムがそれぞれくっつくことにより、地中の土砂に含まれる水分がトンネルの中へ入ることを防ぎます。

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さらに先へと進みます。坑口から700mの位置となります。

中村一丁目から中村三丁目までの793.5mを進み、シールド機が到着した「到着たて坑」に着きました。深さは16.0mとなります。

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地上にはマンホールが設置され、大雨の際には多くの雨水が流れ込みます。

到着たて坑を、今度は上を目指して進みます。

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大雨の際、多量の水が一気に地下へ流れると勢いで施設が壊れてしまう可能性があるため、地上から地下までは層で分けて水の勢いを減らします。
穴は2つあり、ひとつは雨水が流れ込み、もうひとつは下水管を点検するために使用されます。

見上げると、水が流れ込む穴を確認できます。

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床には御影石が敷かれています。御影石は非常に硬く、水の落下によるダメージを防ぎます。

さらにハシゴを上ります。

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設置されている穴には、格子状の蓋が取り付けられています。

穴は、人がなんとか通ることができる大きさです。

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見下ろすと、水が流れるルートを見ることができます。

16m上りました。上部の蓋は道路に設置されたマンホールとなります。

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道路には2つマンホールが設置されています。雨水を取り込むためのものと、下水管を点検するためのものです。

これにて「下水道 練馬区中村一、三丁目付近枝線工事」の取材は終了となります。

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ゲリラ豪雨や台風による浸水被害。軽減に寄与する施設が活躍することを願います。

お忙し中、案内をしてくださいました鹿島建設の城野様、そして関係する方々へ、心より感謝を申し上げます。

公式:東京都下水道局