ゆりかもめ 車両基地

鉄道<イベント>

ゆりかもめの愛称で親しまれている東京臨海新交通(とうきょうりんかいしんこうつう)は、東京都の新橋と豊洲とを結ぶ、新交通システム。車両基地を見学しました。
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ゆりかもめの事業主体は、株式会社ゆりかもめおよび東京都港湾局、建設局。東京都が軌道の支柱、桁、床版、駅躯体の建築物などのインフラ部分の建設を行い、会社は電気、通信、信号設備、車両、車両基地などのインフラ外部の整備を行いました。

車両基地は、有明駅から延びた軌道にあります。面積は5.6ha、東京ドームの約1.2倍の広さの敷地の中に、様々な機能を持つ施設が備わっています。
見学のため、本社機能のある中央管理棟から陸橋を渡り、出入庫点検台へと移動します。
photo photo photo photo photoゆりかもめは、以下のような特徴があります。
1)安全性:専用高架軌道を走るので、交通事故や交通渋滞の心配がない
2)快適性:振動、騒音が少なく快適で需要にあわせた運転が可能
3)低公害性:電気を動力としているので排気ガスがなく、ゴムタイヤの使用により振動、騒音などの公害がほとんどない
4)自動化:コンピュータの高度利用によって運転および駅務の自動・無人化を進め、省力化と需要に応じた柔軟で正確な運転を行う
5)経済性:車両の小型軽量化によって軌道構造物の建設費が節減できる
ゆりかもめにはホームドアが採用され、運転は無人で行われます。車両を直接見たり、人による運転を目の当たりにするのは珍しい機会ということができます。
photo photo photo photo photo photo軌道を歩くことはできないため車両に乗り、車両基地の中を弧を描くように走行。車両を停泊させておくための留置線へ入ります。
ゆりかもめでは、1次車から6次車まで、合計28編成を保有しています。
photo photo photo photo車両は折り返し、車両の定期的な各種検査・点検や修理・修繕などを行う検修棟へと移動します。
photo photo photo photo photo検修棟では、実際に乗っていた車両の横の車両で検修が行われていました。ゴムタイヤは、素材からパンクの可能性はあるものの、内部の車輪が鉄のためにそのまま走行は可能とのこと。
検修棟を出ると、車両洗浄の体験となります。
photo photo photo photo photo車両に乗ったまま、洗浄されます。
洗浄に使う水は、近隣の有明水再生センターで処理された「再生水」が利用されています。1日に3編成ほど、洗浄を行うとのことです。
車両洗浄を終えた車両はそのまま進み、留置されている先まで行った後、再び車両洗浄をして乗車した出入庫点検台まで戻ります。
photoホームドア越しでしか観ることのできないゆりかもめの車両がホームに停車している姿は、何とも不思議なものがありました。
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ゆりかもめは、豊洲より先、勝どき方面への延伸が決まっています。人にも環境にも優しい交通機関の、さらなる発展を望みます。

公式:ゆりかもめ