首都高講座は、首都高速道路における工事の現場や施設、車両などを見学できるイベントです。
2014年8月21日、50限目の「働く車大集合!」が行われました。
「首都高講座 50限目:働く車大集合!」では、首都高速道路で働く車について学びます。
首都高速道路の羽田補修基地へ集合、14時より開始となります。抽選に応募して当選した小学生とその保護者、60名が参加しました。
羽田補修基地へ着くと、首に巻くひんやりベルトが配られます。
かき氷や飲み物は自由にもらうことができます。
場所をテントへ移して、挨拶と概要の説明が行われます。
首都高速道路で働く車のパレードがします。
首都高速道路での事故の処理のデモンストレーションが始まります。
トラックが横転して、ドライバーが助けを求めています。事故では、二次事故を防ぐため、安全で目立つ位置へ迅速に移動することが大切です。
高速道路交通警察隊と首都高パトロールが駆けつけてきました。
パイロンと発煙筒を設置して後続車に事故を知らせ、二次事故を防止します。
横転したトラックの運転手に状況を確認して、安全を確保します。
車両運搬車が到着しました。
車両運搬車のクレーンにより、横転したトラックが起こされます。
慎重かつ迅速に、作業が行われます。
事故を起こして横転したトラックは、車両運搬車に牽引されていきます。
横転した車による事故の処理のデモンストレーションは、無事に完了しました。
残された大きい不要なものは、路面清掃車により回収されます。
首都高の事故を減らすプロジェクト「東京スマートドライバー」がデザインされた傘が、参加者に配られました。
散水車による打ち水です。まずは、スタッフが散水車の威力を体験します。
傘を持って、散水車による水の威力を体験しながら涼みます。
あらかじめ4つのグループに分けられた参加者は、設けられた4つのコーナーへと移動します。
スーパーデッキと呼ばれる、高所作業車に乗ることができるコーナーへ移動します。
高所作業車の上から、羽田補修基地の周辺を眺めます。
羽田補修基地は東側に羽田空港があり、東京モノレールと首都高速1号羽田線に隣接しています。
レンガと砂と水で、アーチ橋をつくるコーナーへ移動します。
配置したレンガの間に砂を詰めていき、水を使い砂が詰まっていないところを探していきます。
完成したアーチ橋は、歩いて渡ることができます。
パトロールカーに乗車して、マイクによるアナウンスを体験するコーナーへ移動します。
参加した子供はパトロールカーの助手席に座り、羽田補修基地を一周する間、「事故です。道をあけてください。」というアナウンスを行います。
首都高で働く車に乗ることができるコーナーへ移動します。
■ホメパトi(あい)
定期的に首都高をパトロール。その他、イベント等にも参加して交通安全を呼びかけています。
■レッカー車
事故や故障で動けなくなった車両を運びます。先ほどのデモンストレーションでも活躍しました。
■標識車
高速道路上で工事や事故の時に周りの車に規制内容を知らせます。
■路面清掃車(ロードスイーパー)
構想道路上でのちりやゴミを集めて清掃します。非常に強力なブラシが装着されています。
■散水車(うちみず君)
高速道路上での清掃時に、散水作業を行います。夏場の季節は、うちみず君として路面温度を冷やす役割も行っています。
■雪害対策車(塩化ナトリウム散布車)
冬の期間、雪が降ったときや路面が凍結したときに道路上に塩化ナトリウムを散布します。
■雪害対策車(スノープラウ)
冬の期間、雪が降ったときや路面に積もった雪を片づけます。
■移動トイレ車(トイレカー)
交通事故などで大渋滞が発生したときに、緊急的に利用するための車両です。
この日は実際に使うことができます。
■多目的作業車(ウニモグ)
2つのブラシを回転させ、トンネル内側やガードレールの清掃を行います。
ここにて「首都高講座 50限目:働く車大集合!」は終了となります。
参加した小学生たちの、大きな歓声が印象的でした。忘れられない夏休みの思い出となったことでしょう。