圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
2015年8月29日、圏央道の一部となる境古河IC〜坂東ICの現場見学会として、山崎地区で「圏央道(境古河IC〜坂東IC) 夏休み現場見学会 山崎地区高架橋上部工事」が行われました。
圏央道では現在、境古河IC(さかいこがインターチェンジ)〜つくばIC(つくばインターチェンジ)で整備が進んでいます。整備が完了すると、東北自動車道の久喜白岡JCT(くきしらおかジャンクション)と常磐自動車道のつくばJCT(つくばジャンクション)がつながります。
見学会はの10時から15時までの間、境古河ICから車で約10分のところにある茨城県猿島郡境町山崎地先にて行われました。境古河ICと坂東IC(ばんどうインターチェンジ)の間です。
誰でも自由に見学することができます。
受付の案内に従って進みます。
会場レイアウトです。ヤード内と橋梁上に、さまざまな展示が用意されています。
休憩ハウスがあります。飲み物を受け取ることができます。
ドローン展示や情報化施工体験コーナーがあります。
ヤード内の橋梁下では、クイズ大会・アーチ橋体験・鉄筋結束体験・ボルト締付体験・測量体験・お絵かき体験ができます。
それぞれの体験で、懇切丁寧に指導してもらえます。
「アーチ橋体験」です。レンガと砂と水だけで、アーチ橋を造ることができます。
「鉄筋結束体験」です。構造物には不可欠な鉄筋を結束する作業を体験できます。
ヤード内の橋梁外では、25tクレーン展示・重機類展示と搭乗体験・高所作業車搭乗体験ができます。
重機類展示と搭乗体験はバックホー・ブルドーザー・振動ローラーが展示され、搭乗できます。
高所作業車搭乗体験は高所作業車に搭乗できます。
ヘルメットと安全帯を着用して、高所から整備が進む圏央道を見ます。
坂東IC・つくばJCT方面です。
境古河ICから先の坂東IC〜常総IC〜つくば中央ICは、開通の時期が未定となっています。
境古河IC・久喜白岡JCT方面です。
先にある境古河ICは、2015年3月22日に「圏央道 境古河IC 開通記念プレイベント」が行なわれ、2015年3月29日に開通しました。
昇降設備が設置されています。
圏央道の本線となる橋梁上へ移動できます。
圏央道の本線、外回りを進みます。先では、坂東IC・常総IC・つくば中央ICの整備が進みます。
開通すると、常磐自動車道につながります。
圏央道の本線、内回りを進みます。
先は、境古河ICへつながる整備が進みます。
橋梁の前後は、土工部となります。
開通すると、東北自動車道・関越自動車道・中央自動車道・東名高速道路につながります。
ここにて「圏央道(境古河IC〜坂東IC) 夏休み現場見学会 山崎地区高架橋上部工事」は終了となります。
都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、順調な整備が期待されています。