圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。圏央道の一部となる、東京都の八王子JCT〜あきる野IC、延長約9.6kmの「圏央道(八王子JCT〜あきる野IC) 開通式」が開催されました。
日本の高速道路は、都心から郊外へと出る放射状道路においては早くから整備が進みました。一方、中央環状線(首都高速道路中央環状線)・外環(東京外かく環状道路)・圏央道(首都圏中央連絡自動車道)と呼ばれる3つの環状道路「3環状」においては今、まさに建設が進んでいます。
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圏央道は、首都高速道路湾岸線と接続する神奈川県横浜市を起点として、東関東車道・東京湾アクアラインと接続する千葉県木更津市が終点となります。2015年にほぼ全線の約300kmが完成の予定。今回の開通により、関越道と中央道とが高速道路で結ばれることになります。全線の早期開通が待ち望まれる高速道路です。
会場となる八王子西ICでは、1週間前に行われた「未来の火フェスティバル」の写真が飾られ、陣馬太鼓夕やけ会による演奏が祝賀を盛り上げています。
式典会場では、主催者挨拶、来賓祝辞、来賓紹介、祝電披露、主催者お礼の挨拶、万歳三唱と続きます。
鋏入れ、久寿玉開披は、ゲートにて華やかに行われました。
通り初めは、3陣に分かれて本線を走行します。
八王子西ICは、今回、開通した区間にある唯一のIC。ハーフICのため、中央自動車道方面へ向かってのみ、乗り降りが可能です。関越自動車道方面の乗り降りは、あきる野ICを利用することになります。
今回の開通によって、関越自動車道と中央自動車道が自動車専用道路で接続され、移動時間が国道16号を利用した場合と比べて絵約120分から30分に短縮されるだけでなく、渋滞解消にともなう経済効果は年間260億円と見込まれています。
会場となった「八王子西IC」と隣の「あきる野IC」、中央自動車道と接続する「八王子JCT」の航空写真データが相武国道事務所様にてライセンスフリーとして配布されていました。掲載させていただきます。
地上だけではなく、上空からも観てみたいインターチェンジです。