首都高速道路 大橋ジャンクション 道の日2006建設現場見学

 中央環状線

 大橋ジャンクションは首都高速道路の3号渋谷線と中央環状線を結ぶジャンクションです。毎年8月10日の「道の日」に合わせて、建設現場見学が開催されました。

 中央環状線は、放射状に広がる高速道路を環状で結ぶ、「3環状」の一番内側に位置する道路です。2009度に3号渋谷線─4号新宿線の4.3kmが完成し、2013度に湾岸線へと接続する中央環状品川線の9.4kmが完成すると、全長約47kmの中央環状線が全線開通します。

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 大橋ジャンクションは、地上約35mの3号渋谷線と地下約36mの中央環状線をつなぎます。高低差約70mにおいて、国立競技場のグラウンドと同じくらいの円を螺旋状に2周描いて走行するジャンクションになります。

 管理棟へ移動して、工事概要の説明を受けます。作業は「ケーソン工法」と呼ばれる方法で行われています。道路の壁面になる巨大なコンクリートの箱を地中へ埋めるため、箱の下部を掘削しながら、箱の上部を巨大な重機で押し続けます。

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 箱の下部は、地下水などの水圧に耐えるために気圧が上げられています。

 遠隔操作によるケーソンショベルで掘削されます。

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 複数のモニタとコントローラで操作されます。

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 9台のケーソンショベルで掘削しています。

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 屋外では、地中の土をストックしています。

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 管理棟から出て、大橋ジャンクションの内部へと移動します。

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 大橋ジャンクションの中には、工事についてのパネルや模型が用意されています。

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 将来は屋上に庭園が設けられることになっています。

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 道路となる空間を見渡してみます。

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 なだらかな傾斜のある弧を描いていて、道路がループすることがわかります。

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 施工を行なっている箇所へ移動します。

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 鉄筋が高く組まれています。

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 組まれた鉄筋にコンクリートを流し込みます。

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公式:首都高ドライバーズサイト