圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
圏央道の一部となる阿見東IC〜稲敷ICが開通することを記念して、「圏央道(阿見東IC〜稲敷IC) 稲敷ICスマイルフェスティバル」が2009年3月14日に稲敷ICで開催されました。
茨城県における圏央道の、阿見東IC(あみひがしインターチェンジ)〜稲敷IC(いなしきインターチェンジ)の延長6kmが、2009年3月21日に開通します。つくばJCTから稲敷ICまでの延長19.5kmが開通することになります。
メインのイベントは、高速道路を歩くことができる「圏央道 スマイル×スマイル ウォーキング」です。往復10kmを歩くことができます。
この日は「横浜横須賀道路(横横道路) 全線開通記念プレイベント よこよこ★全線開通 カウントダウン」も開催されています。
会場へと移動します。料金所を通り、圏央道の稲敷ICの本線上へ向かいます。
稲敷ICからは、阿見東ICを経由して常磐自動車道のつくばJCTへと接続します。
反対側となる東関東車道の大栄JCTへの接続は2012年となり、今はまだ進入することができません。
本線上へと入りました。
先は常磐自動車道方面となります。
雨とともに強い風が吹いていたため、テントは一時的にたたまれていました。
会場ではステージを使っての「ステージLive笑(ショー)」や、地域物産展やPR展など様々な模擬店「稲敷IC笑店街(ショーテンガイ)」が用意されていましたが、天候のために一部が縮小もしくは中止となりました。
10時、ウォーキングセレモニーが始まります。
稲敷市をホームタウンとする茨城ゴールデンゴールズの河村雅志選手が「欽ちゃん精神にのっとり、楽しく歩きましょう!」と宣誓。
萩本欽一監督がいなくとも、気合いを充分に込めます。
コースは片道5km、往復10kmが用意されています。2km・4km・6km・8km・10kmに折り返しポイントがあり、自分の体力に合わせて歩きます。
茨城ゴールデンゴールズの選手と一緒にウォーキングがスタートしました。
道路は片側1車線となります。
阿見東ICまで5km、牛久阿見ICまで11kmの地点となります。つくば牛久IC〜牛久阿見IC〜阿見東ICの延長約12kmは2007年3月10日に供用が開始され、「圏央道(つくば牛久IC〜牛久阿見IC〜阿見東IC) 茨城圏央道開通記念イベント」が行われました。
1km折り返しポイントに着きました。ここで折り返すと往復で2kmを歩くことになります。
2.1km先に追越車線があります。
2km折り返しポイントに着きました。ここで折り返すと往復で4kmを歩くことになります。
この先は対面通行となります。
分岐している箇所を確認することができます。
東関東車道の大栄JCTへ接続する2012年までに、パーキングエリアが設置される予定地となっています。
3km折り返しポイントに着きました。ここで折り返すと往復で6kmを歩くことになります。
阿見東ICまで2kmの地点となります。
道路は追越車線が増えて、片側2車線となります。
1km先で再び片側1車線となります。
4km折り返しポイントに着きました。ここで折り返すと往復で8kmを歩くことになります。
阿見東ICまで2kmの地点となります。
阿見東ICまで1kmの地点となります。
道路は片側1車線となります。
追越車線はここにて終了となります。
阿見東ICまで500mの地点となります。
5km折り返しポイントに着きました。ここで折り返すと往復で10kmを歩くことになります。
記念撮影をすることができる場所が用意されています。
阿見東ICに着きました。ここから先は供用されているため、歩くことはできません。遠くに、牛久大仏を見ることができます。
歩いてきた道を折り返します。
稲敷IC方面へ向かう道路は歩くことができません。稲敷ICまで5kmの地点となります。
ETCカード挿入確認の標識があります。
稲敷ICまで1kmの地点となります。
阿見東ICに戻りました。ウォーキングは終了となります。
完歩者には完歩証と、ペットボトルの水・ネスカフェ ホームカフェ アップル&シナモンティーラッテ×6・いばらぎ米が手渡されました。10kmのウォーキングには約2時間20分かかりました。
ここにて「圏央道(阿見東IC〜稲敷IC) 稲敷ICスマイルフェスティバル」は終了となります。この日は10時から14時までに1,120名がイベントを楽しみました。
稲敷ICから東関東車道の大栄JCT方面へは、これからの工事となります。
今回の開通により、つくば市役所から成田空港までの所要時間が国道408号を利用する場合と比べて約20分短縮(約100分から約80分に短縮)され、つくば方面と成田方面との利便性が向上します。新たな企業が進出することによる地元雇用の増加や、アウトレットモールの開業など、新たな経済波及効果が見込まれています。
都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、順調な整備が期待されています。