圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
2017年1月22日、圏央道の一部となる境古河IC~つくば中央ICの開通に先立ち、坂東ICで「圏央道(境古河IC~つくば中央IC) 坂東IC 開通記念プレイベント」が行われました。
茨城県を通る圏央道の、境古河IC(さかいこがインターチェンジ)~坂東IC(ばんどうインターチェンジ)~常総IC(じょうそうインターチェンジ)~つくば中央IC(つくばちゅうおうインターチェンジ)の延長28.5kmが、2017年2月26日15時に開通します。
茨城県の圏央道がすべて開通して、東名高速道路・中央自動車道・関越自動車道・東北自動車道・常磐自動車道・東関東自動車道が圏央道で接続します。
イベントの合図となる信号雷が上がります。
イベントとして、ウォーキング・ステージイベント・物産展・綱引き大会・ビニールマルチでお祝いメッセージ・はしご車体験が行われます。メッセージに参加する人たちの列ができています。
坂東ICの料金所を見てみます。ICの名称はまだ表示されていません。
料金所の設備はカバーで覆われています。
イベントが始まる前に、許可を得てウォーキングのコースを見ます。ウォーキングのスタート地点にゲートが用意されています。
圏央道を、境古河IC方面か常総IC方面もしくは両方へ約1kmずつ、歩くことができます。境古河IC方面は坂東ICから圏央道へ向かう車線、常総IC方面は圏央道から坂東ICへ向かう車線となります。
境古河IC方面へ進みます。分岐地点があり、右方向は常総IC方面、左方向は境古河IC方面となります。
圏央道の本線では、9時30分から10時30分まで農業用ビニールで文字を書き上空から撮影するビニールマルチでお祝いメッセージ、11時より境町・常総市・坂東市対抗綱引き大会が行われます。
圏央道の本線への合流箇所です。
圏央道の本線、内回りを進みます。先には境古河ICがあります。
片側2車線から片側1車線になります。
非常駐車帯が用意され、非常電話が設置されています。
対面通行で、追越し禁止となります。
「133 内」との表示があります。圏央道がすべて開通した際の、茅ヶ崎JCTから133kmの地点、内回りとの意味です。
境古河IC方面へのウォーキングの、1km折り返し地点です。
先には境古河ICがあり、東北自動車道・関越自動車道・中央自動車道・東名高速道路と接続します。2015年の「圏央道 境古河IC 開通記念プレイベント」は、この先で行なわれました。
折り返して、圏央道の本線、外回りを進みます。坂東ICまで約1kmの地点です。
片側1車線からに片側2車線なります。道路の中央にはスリットがあり、わずかな傾斜によって雨水が集まる仕組みになっています。
圏央道の外回り、坂東ICの出口手前です。「74」とは、圏央道における坂東ICを示すIC番号です。
坂東ICの出口があり、先には常総ICがあります。
予定の11時よりも早い10時10分頃、ウォーキングが開始されました。13時30分まで入場可能、14時までとなっています。
先着3千人に、記念品のボールペンが配布されます。
ステージでは、オープニング・開会セレモニー・各種イベントが行われます。ゆるキャラとして、ネッキーマン・サカイタチ・将門くん・千姫ちゃま・ねぎ爺・ハッスル黄門・ごかりんが登場しています。
坂東市長・常総市長・境町長の挨拶が続きます。
ウォーキングのスタート地点から、今度は圏央道を常総IC方面へ進みます。イベントの幕が掲示されています。
圏央道の本線、外回りです。先には常総ICがあります。
車道の区画線はこれから引かれるため、外回りと内回りの区別がない箇所もあります。
常総IC方面へのウォーキングの、1km折り返し地点です。
この先対面通行の案内板があります。
先には常総IC・つくば中央ICがあり、常磐自動車道・東関東自動車道と接続します。
折り返して、圏央道の本線、内回りを進みます。坂東ICまで約1kmの地点です。
路面には、車線分離標を設置するためのガイドが書かれています。
坂東ICまで約500mの地点です。ウォーキングは内回りを使って行われています。
片側2車線となります。
圏央道の内回り、坂東ICの出口手前です。
坂東ICの出口があり、先には境古河ICがあります。
境町・常総市・坂東市による、対抗の綱引き大会が行われています。
坂東ICの出口へ向かうランプを進みます。
出口を抜けると、茨城県道20号結城坂東線バイパスに接続しています。
はしご車体験があり、高いところから坂東ICを眺めることができます。
物産展が行われ、開通へのメッセージが寄せられています。
ここにて「圏央道(境古河IC~つくば中央IC) 坂東IC 開通記念プレイベント」は終了となります。この日は、約1万2千人がウォーキングを楽しみました。
今回の開通により、広域ネットワークの形成、災害時の道路ネットワークの強化、観光の支援、医療圏域の拡大など、さまざまな効果が見込まれています。