外環道を歩こう!ウォーキング三郷南

外環道(東京外環自動車道)

東京外かく環状道路は、都心部から半径約15kmの位置に、環状として整備が進む延長約85kmの道路です。
外かんの一部となる千葉区間の開通を間近に控えた2018年5月13日、周辺住民を対象にした外環道を歩こう!ウォーキング三郷南が開催されました。

一般道路の国道298号と高速道路を合わせて「東京外かく環状道路(外かん)」、高速道路の路線を「東京外環自動車道(外環道)」と呼びます。東京区間と千葉区間で整備が進んでいます。

今回の千葉区間の開通により、関越自動車道(大泉JCT)─首都高5号池袋線(美女木JCT)─東北自動車道(川口JCT)─常磐自動車道(三郷JCT)─京葉道路(京葉JCT)─首都高湾岸線(高谷JCT)が結ばれます。

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今回開通する外環道の千葉区間は、三郷南IC─高谷JCTの延長約15.5kmです。同時に、外環道と並走する一般道路の国道298号も、国道6号─国道357号を結ぶ延長約11.4kmが開通します。

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事前に応募して当選した三郷市内在住の約150名は、9時30分に高州東小学校の体育館へ集合します。

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ウォーキングは、高州東小学校付近から高谷JCT方面へ約1.5km、往復で約3kmのコースとなっています。

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主催は三郷市企画調整課、協力はNEXCO東日本です。

設置された避難用通路となる、らせん階段を上ります。

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非常電話の扉を通って、外環道の本線へ移動します。

外環道の本線(外回り)を高谷JCT方面へ進みます。

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埼玉県と東京都の県境が示されています。

「36 外」の距離標が設置されています。異常事態発生時や維持管理を行う際、存在位置を正確に把握するため、100m毎に設置されています。外環道の外回り、起点である大泉ICから36kmの地点であることを示しています。

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道路標識はメンテナンスのしやすさから、壁側に寄せることができます。

非常電話の位置を示す案内です。距離標と同様に、事故などで通報する際にどこからでも見やすくするため、角度をつけて2面に表示しています。

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緊急時に使用する非常電話は壁の外側にあるため、安全に通話することができます。

遮音壁が途切れた先は、江戸川をまたぎます。横風注意の道路標識が掲示されています。

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江戸川には外環葛飾大橋が架かっています。

橋の上からは、東京スカイツリーを見ることができます。

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前日に行われた「東京外かん「松戸IC」開通プレイベント」での折り返し地点です。

風の向きや強さを目で判断するための「ふき流し」が設置されています。走っている車が横風にあおられる感覚を受ける風速10m/秒で、概ね真横になびきます。写真では風速7m/秒ほどと推測されます。

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工事における車線数減少の警戒標識は、車線の左右による変化に対応できます。

渋滞を路線図で確認できる案内板が設置されています。ルートが選択できるため、効率的な移動が可能になります。

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先は松戸IC、高谷JCT方面となります。折り返して、同じ外環道の本線(外回り)を戻ります。

三郷JCT方面となる外環道の本線(内回り)には、外環道の川口JCTまで、E6常磐自動車道の柏ICまで、首都高速6号の小菅JCTまでの所要時間が電光掲示板で表示されます。

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先は三郷南IC、三郷JCT方面となります。

らせん階段を下ります。

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外かんの開通によって、所要時間は高谷JCT─三郷JCTは約43分から約17分、高谷JCT─川口JCTは約54分から約28分、高谷JCT─大泉JCTは約60分から約42分と大幅に短縮します。都心の交通円滑化・物流の生産性向上、外環沿線地域の渋滞緩和・生活道路の安全性向上、関東各地・湾岸エリアの広域的な観光交流の促進など、大きなメリットが予想されています。

【高速道路】外環道
 区間:埼玉県三郷市高州─千葉県市川市高谷
 計画延長:15.5km
 設計速度:80km/h
 車線数:4車線
 計画交通量:29600台〜49700台/日
 事業費:約8,959億円
 事業主体:NEXCO東日本

【一般道路】国道298号
 区間:千葉県松戸市小山─千葉県市川市高谷
 計画延長:12.1km
 設計速度:60km/h
 車線数:4車線
 計画交通量:31600台〜45600台/日
 事業費:約5,635億円
 事業主体:国土交通省