銚子連絡道路は、千葉県の山武市と銚子市を結ぶ自動車専用道路です。全三期区間のうち、横芝光町と匝瑳市(そうさし)を結ぶ二期区間開通を記念して、匝瑳市・横芝光町主催のウォーキングイベントが開催されました。
銚子連絡道路は一般国道126号のバイパスとして、三期区間に分けて整備されます。
一期区間:圏央道(首都圏中央連絡自動車道)松尾横芝IC(山武市)─横芝光IC(横芝光町)
延長5.9km 有料区間 2006年供用済み
二期区間:横芝光IC─宮川交差点─匝瑳西IC─匝瑳IC(匝瑳市)
延長5.0km 2007年度より着手 2023年供用
三期区間:匝瑳IC─(旭市)
延長約13km
開通区間の広域地図 資料:千葉県
山武・東総地域の道路ネットワークの骨格となる道路で、首都圏中央連絡自動車道等の高規格道路と一体となって機能します。今回の開通により、地域間相互の連携・交流の促進、一般国道126号の交通混雑の緩和、安全性の向上、物流の効率化(銚子漁港から豊洲市場までの所要時間が約24分短縮)、救急医療への支援など、当該地域の活性化や県民生活の利便性向上に役立ちます。
開通区間の詳細地図 資料:匝瑳市
イベントは2024年3月20日、匝瑳市の匝瑳西ICと横芝光町の宮川交差点の区間約1.5kmを会場として実施されました。参加に制限はなく、10時~14時の間は誰でも自由に会場となる銚子連絡道路を歩くことができます。歩き初めとして、匝瑳西ICから出発する匝瑳市の参加者と宮川交差点から出発する横芝光町の参加者が中間地点の時曽根橋で合流し、オープニングセレモニーを開催します。
まずはイベント開始前に開通区間の一部を見てみます。千葉県道49号八日市場栄線と、上部の銚子連絡道路が接続する匝瑳西ICです。
銚子方面の入口となる勾配を進むと、イベント会場の入り口が用意されています。
銚子方面入口から入ったイベントの参加者は銚子連絡道路の本線で折り返し、匝瑳西ICから宮川交差点へ向かいます。
イベントの開放区間 資料:千葉県
銚子連絡道路の本線と、銚子方面からの匝瑳西IC出口です。
出口を進むと千葉県道八日市場栄線に接続します。
銚子連絡道路の本線、宮川交差点方面へ進みます。千葉県道49号八日市場栄線の上部です。
直線が続きます。設計速度は60km/hとなっています。
時曽根橋です。起点となる千葉県山武市から8kmの位置になります。
宮川交差点が見えてきました。宮川交差点の先は、横芝光ICにつながります。
再び折り返し、匝瑳西ICへ戻ります。
匝瑳西ICに着きました。左方向は千葉方面からの出口で、千葉県道八日市場栄線に接続します。
さらに先へ進むと千葉県道49号八日市場栄線からの流入箇所になり、先は匝瑳ICになります。イベントの区間外となります。
9時45分、歩き初めが始まりました。匝瑳西ICから出発した匝瑳市の参加者や関係者は、中間地点の時曽根橋に用意されたオープニングセレモニーのステージを目指します。
時曽根橋のステージでは匝瑳市長と横芝光町長が到着し、ハイタッチしました。
10時、オープニングセレモニーが始まりました。匝瑳市長と横芝光町長の挨拶、来賓挨拶、来賓紹介と続きます。匝瑳市からご当地ヒーロー「ハリキリ戦隊ソーサマン」、横芝光町からマスコットキャラクター「よこぴー」も参加しました。
閧の声とともにオープニングセレモニーは終了となります。ステージの横には11種類のキッチンカーが用意され、引き続きステージではチアダンスなどのご当地ストリートパフォーマンスや神輿などで盛り上がりました。
イベントは14時まで続きます。
銚子連絡道路二期区間の横芝光IC(横芝光町芝崎)─匝瑳IC(匝瑳市横須賀)は、2024年3月31日15時に開通します。
■開通区間の概要
区間:横芝光町芝崎(横芝光IC)─匝瑳市横須賀(県道八日市場野栄線)
路線名:一般国道126号
延長:5.0km
車線:2車線
事業費:約141億円