東京メトロ 地下鉄開通80周年記念 新橋駅幻のホーム公開

東京メトロ銀座線の新橋駅にある「幻のホーム」は、1939年の1月から9月まで、約8ヶ月間だけ使われたホーム。地下鉄開通80周年として「地下鉄開通80周年記念 新橋駅幻のホーム公開」が開催されました。
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応募した約3,000名から抽選で選ばれた150名は、3つのグループに分かれて、それぞれ1時間ずつ幻のホームを見学。

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新橋駅の虎ノ門方面の出口そばの扉をくぐると、そこには幻のホームが広がっていました。
photoホームには、黄色にラッピングされた銀座線の車両が停まり、開業当時の雰囲気を漂わせています。
車両は東京地下鉄道のマークが描かれ、車内は地下鉄開通80周年の広告一色となっていました。
photo photo photo photoホームのほぼ中央につくられた、駅員の会議室として使われている部屋には、歴史がわかる写真やパネルが展示されていました。壁をくりぬいている位置に見ることができるタイルで書かれた開業当時の「新橋」の文字の下には、本社に残されている帝都高速度交通営団の銘板が飾られています。
photo東京地下鉄株式会社(東京メトロ)の前身である帝都高速度交通営団(営団)になる前は、複数の事業体が各々、地下鉄を運営していました。
1927年(昭和2年)、日本で初めての地下鉄として「東京地下鉄道」が浅草〜上野を開業。1934年(昭和9年)に上野から新橋までが延伸したときにつくられたのが、今、使われている新橋駅です。
1939年(昭和14年)、「東京高速鉄道」が新橋〜渋谷を開業。事業体が異なるため地下鉄の新橋駅は2ヵ所に存在していましたが、8ヶ月後に浅草—渋谷の直通運転が決まると、東京高速鉄道の新橋駅は廃止されることになります。
会議室から出ると、昔のままのホームの床の上を歩くことができます。当時は、1両編成の車両が3分間隔で運行していました。
photo photo記念撮影も撮ることができるよう、壁は一部を残してきれいに覆われ、ベンチも用意されています。飾りはないほうがよかったのでは、というファンの声もありました。
幻のホームは長さ50mと短いため、銀座線は渋谷方面へはみだして停まっています。
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会議室、もしくは停車している銀座線の中を通ることで、停止線のある反対側へと行くことができます。
ホームの中央はあまりに狭いため、通行できないようになっていました。
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非常に狭く、人がすれ違うのがやっとの状態です。
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線路は現在、夜間の留置線として使われています。
銀座線や丸ノ内線などで使用されている、線路にそった敷設されている導体に600ボルトの高圧電気が流れる「第三軌条」。人がホームから転落して事故が起きないよう、安全策としてもラッピングの車両が停車しているとのことです。
photo photo停止線のある場所は、当時のままの状態に現在の設備が入り交じった、不思議な空間になっています。
今回の公開は、約2年半ぶり。今後も機会があれば、公開する可能性はあるとのことです。
photoこの日、新橋駅ではメトロタイムス号外と地下鉄開通80周年記念のピンバッジが配布されていました。
地下鉄開通80周年記念を迎え、東京メトロがこれからも発展していくことを、期待しています。

公式:東京メトロ