圏央道 久喜白岡JCT 本線橋・Aランプ橋・Fランプ橋 橋梁架設工事 現場見学会

久喜白岡JCTは、埼玉県久喜市で整備が進む、東北自動車道と新設する圏央道(首都圏中央連絡自動車道)とを結ぶ箇所。
東北自動車道の一区間を夜間通行止にして、橋梁架設工事が行われました。

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供用されている東北自動車道と、整備が進む圏央道の接続部分では、久喜白岡JCT(くきしらおかジャンクション)がつくられています。

2010年(平成22年)11月の16日・17日、2夜連続で、夜21時から翌朝5時30分までの8時間30分、東北自動車道の岩槻IC(いわつきインターチェンジ)と久喜IC(くきインターチェンジ)の間を夜間通行止めにして工事が進められます。架設する際に東北自動車道の通行車線をふさぐため、通行止めとなります。

久喜白岡JCTでは、周辺地域に住んでいる方の見学のために駐車場が用意されています。

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駐車場のすぐそばでは、橋梁の一部を間近に見ることができます。

休憩所には資料や飲み物が用意されています。

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21時30分頃より、集まった人々に対する概要説明が行われます。

久喜白岡JCTおよび圏央道が完成すると、都心を通過せずに、東北自動車道から関越自動車道・中央自動車道、常磐自動車道へとアクセスすること可能になります。

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パンフレット「久喜白岡JCT 本線第1高架橋(鋼上部工)工事」より引用

今回、東北自動車道を夜間通行止めにして行われる工事の内容は、大きく分けて3つです。
1 本線橋:送り出し架設
2 Aランプ橋:大型多軸移動台車一括架設
3 Fランプ橋:大型多軸移動台車+550トンクレーン架設

久喜白岡JCTの東北自動車道と圏央道を結ぶ道路は連絡路と呼ばれ、A連絡路からG連絡路まで分けられています。

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リーフレット「東北自動車道 夜間通行止」より引用

この日の1夜間目は、「本線橋」の一部と「Aランプ橋」の作業となります。

22時、高台の一部が開放されました。

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駐車場から見ることができた橋脚も別の角度から見ることができます。

22時30分頃、「本線橋:送り出し架設」が始まりました。東北自動車道のガードの下をくぐり、よく見える位置へと移動します。本線を進むと、関越自動車道方面となります。

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本線を反対側へ進むと、常磐自動車道方面となります。

本線脇の橋脚上の送り出し装置に載せた約700トンの、鋼桁と合成床版組立を組み合わせた「ブロック桁」を移動させます。

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約700トンは、飛行機に例えると約2機、新幹線に例えると約1編成(16両)、トラックに例えると約30台(最大積載時)とほぼ同じ重さになります。

この日は、東北自動車道の上空を、圏央道の内回り・外回りを同時に約70m、水平移動させて架設します。目にわかる早さで、本線となる橋が送り出されています。

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翌日の2夜間目は、送り出した橋を所定の位置まで約3m降下させます。

23時30分頃、「Aランプ橋:大型多軸移動台車一括架設」が始まりました。あらかじめつくられていたブロック桁が、所定の位置へと運ばれます。

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高台からは多くの方々が移動するブロック桁を眺めています。

本線脇の施行ヤードで仮地組みした170トンのブロック桁を、大型多軸移動台車に搭載して、東北自動車道を約170m運搬。所定の位置までリフトアップして架設します。

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東北自動車道の側壁で見ることができませんが、ブロック桁の下には大型多軸移動台車があります。約1年前の2009年(平成21年)11月26日に、Hランプ橋の架設「圏央道 久喜白岡JCT Hランプ橋 橋梁架設工事 現場見学会」では、大型多軸移動台車を見ることができました。

目にわかる早さで、A連絡路の一部となる橋が送り出されています。

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リフトアップする箇所では、多くの作業する方々がAランプ橋の到着を待っています。

Aランプ橋の移動を、定点で見てみることにします。人間とブロック桁とを比較すると、大きさがよくわかります。

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0時頃、Aランプ橋がリフトアップする箇所へと到着しました。

ただちにAランプ橋をリフトアップする作業が始まります。

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0時30分頃、外から目で見ることができるような大きな作業は完了しました。

翌日の2夜間目は、「本線橋」の一部と「Fランプ橋」の作業となります。
「Fランプ橋:大型多軸移動台車+550トンクレーン架設」は、本線脇の施行ヤードで仮地組みした150トンのブロック桁を、大型多軸移動台車に搭載して、東北自動車道を約20m運搬。550トン吊の大型クレーンにて架設します。

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約1年後の2011年(平成23年)11月には、ほぼ同じ箇所でCランプ橋の架設を行うことになっています。気が向かれた方は見学へ行ってみるとよいかもしれません。

都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、早急に整備されることを願います。

参考:3環状(圏央道・外環・中央環状)「東京を変える道路・首都圏を変える道路」