圏央道 川田谷高架橋上部工事現場見学会

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
大宮国道事務所が整備を進めている、圏央道の一部となる桶川北本IC〜白岡菖蒲ICの一部にて「川田谷高架橋上部工事現場見学会」が行われました。

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圏央道では現在、関越自動車道の鶴ヶ島JCT(つるがしまジャンクション)と東北自動車道の久喜白岡JCT(くきしらおかジャンクション)とを結ぶ区間の一部で、整備が進んでいます。見学会は、供用されている鶴ヶ島JCT〜桶川北本IC(おけがわきたもとインターチェンジ)の先となる、桶川北本IC〜桶川加納IC(おけがわかのうインターチェンジ)の一部、川田谷高架橋(かわだやこうかきょう)上部工事現場にて開催されました。

見学会は2011年(平成23年)2月13日の10時から16時までの間、桶川駅から車で約15分のところにある川田谷付近にて行われました。誰でも自由に見学することができます。

約1年前の2010年(平成22年)3月13日に、ほぼ同じ箇所で「圏央道 川田谷高架橋17上部建設現場見学会」が開催されました。

案内に従って入口へと進みます。

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約300m進むと、現場見学会の受付に到着します。記名をした後、ヘルメットと軍手を装着します。

現場見学会の位置図や案内図を見ます。圏央道の本線となる橋の上を約300m歩き、橋の下を戻る、というルートになっています。

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仮設階段で橋の上へ昇ります。

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橋の上となる圏央道の本線に上ると、「見晴台」が用意されています。

見晴台の上から、圏央道を眺めます。桶川北本IC・関越自動車道・上尾道路方面を望みます。

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遠くには富士山を観ることができます。

桶川加納IC・東北自動車道方面を望みます。道路の幅は約10m、片側2車線になります。道路の横に位置する森にはオオタカが棲んでいます。

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桶川加納IC・東北自動車道方面へ向かう、下り線を歩きます。

「展示スペース」には、圏央道や川田谷高架橋に関するパネルや模型などが展示されています。川田谷高架橋は、PC(Prestressed Concrete・プレストレスト コンクリート)という技術が用いられています。PCにより、圧縮には強いが引張には弱いという、コンクリートの最大の弱点を克服することができます。

舗装前の路面を見てみます。川田谷高架橋 下り線の文字が書かれています。

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橋の桁は、気温の変化や地震の発生などによって伸び縮みします。気温の変化によって約6cm、地震が発生すると約14cmとなる伸び縮みに対応するため、橋と橋との継ぎ目には伸縮装置が使われています。

「測量体験」となる、距離当てゲームが行われています。

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異なる位置にある3つのロードコーンのうち1つを選び、目測で距離を言い、測量機器を使い測った距離とほぼ同じであれば景品をもらうことができます。

ロードコーンの横には反射プリズムがあり、測量機器からレーザーを出して反射させることにより、ミリ単位で距離を測量することができます。

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一番、手前にあるロードコーンまでの距離は26.991m。ぴったり賞は、梅林堂の銘菓やわらかでした。

ルートに従って、先へ進みます。

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「鉄筋探査体験」が行われています。センサーにより、コンクリートの中にある鉄筋の位置を調べることができます。

先へ進むと、本線の行き止まりとなる「記念撮影コーナー」と「見晴台」が見えてきました。

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これより先へは進むことができません。先へ進むと桶川加納IC・東北自動車道方面となります。

見晴台から、歩いてきた本線を眺めます。

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先へ進むと桶川北本IC・関越自動車道・上尾道路方面となります。

仮設階段で橋の下へ降ります。

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「休憩所」が用意され、中では温かい飲み物を飲むことができます。ペーパークラフトもあり、職員の方が組み立てた力作も飾られていました。

今度は、本線となる橋の下を桶川北本IC・関越自動車道・上尾道路方面へ向かって歩きます。

「高所作業車試乗」では、高所作業車で約15mの高さまで上がり、圏央道の本線を見下ろすことができます。

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桶川加納IC・東北自動車道方面を望みます。

「PCグラウト注入体験」が行われています。

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グラウトとは、コンクリートの中に通すシースと呼ばれる管の中に入れる、PC鋼材の隙間に注入するセメントミルクです。PC鋼材が錆びるのを防ぐ役割を持ちます。

橋を下から見ると、シースの通っている箇所がわかります。

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30分おきに行われたゲームでは、手動ポンプでグラウトを注入する速さを競い、1位は景品をもらうことができます。

ルートに従って、橋の下を先へと進みます。降りてきた階段付近と比べて、橋桁の高さがかなり低くなっています。

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別の箇所にも「高所作業車試乗」が用意されています。

高所作業車の上から、圏央道を眺めます。桶川北本IC・関越自動車道・上尾道路方面を望みます。

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先は途切れていて、これからつくられていくことがわかります。

桶川加納IC・東北自動車道方面を望みます。

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はるか先には、圏央道をまたぐコンクリートの橋が架かっています。

「PC板で体重測定」が行われています。大人が乗ってもびくともしないPC板に乗り、強度を体験しながら体重を測定します。

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入口まで戻ると、「休憩所」が用意されています。最後には記念のタオルをもらうことができました。「圏央道 川田谷高架橋上部工事現場見学会」はここまでとなります。

各所に体験コーナーが用意され、非常に充実した見学会となりました。

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都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、順調な整備が期待されています。

参考:3環状(圏央道・外環・中央環状)「東京を変える道路・首都圏を変える道路」