東京総合車両センターは、東京都品川区にあるJR東日本(東日本旅客鉄道)の車両基地・車両工場。
普段は見ることができないセンターが一般公開されました。
毎年8月の第4土曜日に、東京総合車両センターでは夏休みの一般公開のイベントとして「東京総合車両センター 夏休みフェア」が行われます。主に、東海道線の車両が使用する基地となります。
大井町駅から徒歩約5分の場所にある東京総合車両センターを、10時から14時30分まで自由に歩くことができます。
鉄道グッズ販売・レールスター・ポニーの乗馬体験・模擬店のほか、洗浄装置体験・車掌体験・高所足場車体験・上げ下ろし実演・モーターとカットモデルと回転試験実演・台車被せ実演・201系の試乗会など、いろいろなイベントが用意されています。
東京総合車両センターは、車両基地部分と車両工場部分とに分かれています。順路に従い、まずは車両基地部分を進むことにします。東海道線で使用されているE231系電車が停まっていました。
車輪や車両の下などを手に触れることのできる距離で見ることができます。
線路の下には空間が確保されていました。車両を真下から点検・修理することができるようになっています。
あらゆる設備を目の当たりにすることができます。
いろいろな箇所に休憩所があり、そばには写真展示や中央線のモックアップが用意されています。
休んでいても車両を楽しむことができます。
高所足場車体験が行われています。
高いところでの作業を行う高所足場車に乗ることができます。
上げ下ろし実演が行われました。
203系電車が30トンクレーンで上げ下ろしされます。
台車にしっかりと固定されます。
トレーラーに連結され、少しだけ運搬されていました。
車両を平行に移動させるためのトラバーサーもあります。
あらゆる車庫でE231系電車が停まっているのを見ることができました。
メインのイベントというべき、車両展示です。EF58形電気機関車が展示されています。お召し列車を牽引するためだけにつくられた61号機です。
クモハ12が展示されていました。かつて鶴見線で活躍していた車両です。EF58形・クモハ12ともに、今回のイベントのために塗装し直されました。
先にある車両展示へと移動します。左から、お座敷電車「せせらぎ」・EF65形電気機関車「あさかぜ」・東海道線のE233系電車・京葉線の201系電車となっています。
E233系は3000番台で、1編成しかない最新の車両とのことです。
車両工場部分へと進みます。様々な機械が並びます。
台車被せ実演が行われています。奥には車輪が、文字どおり山と積まれています。
輪軸カットモデルです。
至近距離で見ることができます。
ミニECです。小さい車両に乗って、大きい車両の周りをまわることができます。
スーパーボールやヨーヨー釣りなど、車両に興味のない子どもでも楽しむことができるようになっています。
出口付近では大井競馬場によるポニーと遊ぼうのコーナーのほか、品川消防署による防災体験のコーナーもありました。
ここにて「東京総合車両センター 夏休みフェア2008」は終了となります。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンが楽しめることを希望します。