晴海通り延伸部(木遣り橋)、青海・有明南連絡線 開通記念式典

一般道路

木遣り橋は東雲運河に架かる晴海通りの橋梁です。晴海通り延伸部(木遣り橋)および青海・有明南連絡線が開通したことを祝い、2006年11月23日に晴海通り延伸部(木遣り橋)、青海・有明南連絡線 開通記念式典が催されました。

木遣り橋(きやりばし)は、東京都江東区の豊洲と有明を結びます。

江戸時代から進む東京の埋め立てにおいて、現在の豊洲地区は隅田川改良工事や枝川改修工事と併行して大正末期から着工し、昭和初期にほぼ完工しました。石川島播磨重工業東京造船所など工業地帯として栄えた後、跡地が大規模に再開発され、銀座とお台場の間に位置する新しい街として段階的に発展しています。
東京港の最奥部、晴海・豊洲水域を取り囲む晴海・豊洲地域は東京インナーハーバーと称され、晴海大橋の開通、ゆりかもめ延伸、がすてなーにガスの博物館開館、ららぽーと豊洲オープンなど、東京の水辺を生かした新しい名所づくりが進んでいます。

開通する直前の晴海通り延伸部を、ゆりかもめ新豊洲駅側から木遣り橋方面へ進んでみます。
晴海大橋南詰交差点です。

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4車線(片側2車線)の間に、首都高速10号晴海線の豊洲出入口予定地があります。

豊洲出入口は湾岸線方面の出入口になります。2009年に開通予定です。

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首都高速10号晴海線の橋脚が構築されています。青海・有明南連絡線の上部に首都高速10号晴海線が通る、二重構造になります。

木遣り橋に着きました。木遣り橋の特徴は、臨海地域の開発促進に寄与、2階建ての橋、多くの船が航行する東雲運河で短い期間で工事を完了させるための「大ブロック一括架設工法の採用があります。

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木遣り橋の概要は以下の通りです。
橋長:246m
幅員:50m
車線:2車線(4車線)

木遣り橋の橋上を進みます。木遣り橋があった場所には有明貯木場がありました。約3年後には橋に沿って上空に首都高速が通るため、ここから空を見えるのはわずかな期間になります。

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木遣り橋を過ぎると、国道357号線への案内が見えてきました。

首都高速10号晴海線の橋脚が形を変えて続きます。

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かえつ学園西交差点です。青海・有明南連絡線の先を望むと、首都高速湾岸線の東雲JCTを確認できます。

東雲JCTの千葉方面です。

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東雲JCTの神奈川方面になります。

開通式典(挨拶、祝辞、来賓紹介、祝電披露)、テープカット・くす玉開き・渡り初めが行われます。記念式典は2006年6月にオープンした、がすてなーにガスの科学館で催されました。

場所を木遣り橋豊洲側橋詰に移します。

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東京都副知事ら5名によるテープカット・くす玉開き・渡り初めと続きます。

伝統として受け継がれている「木場の木遣(きやり)」に合わせて、渡り初めが行われます。木場の木遣は、徳川家康が江戸城造営の時に連れてきた材木商が伝えたものと言われていますが、確かなことはわかっていません。
木遣りの歌とともに来賓や関係者が車道を、一般の人々が歩道を、ゆっくりと進みます。

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通り初めの終点付近では来賓や関係者が先頭になり、渡り初めが終了しました。

渡り初めの後は、橋上を自由に歩くことができます。

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「オリンピックを東京に!」というスローガンの下、2016年には東京五輪のスタジアムや選手村の建設が予定されています。