西武鉄道30000系は、2008年4月26日から営業運転を開始する西武鉄道の通勤車両。初めての一般公開となる「新型車両30000系デビューイベント」が開催されました。
西武鉄道では、2011年度までに新型の通勤車両30000系を120両製造し、101系および301系の置き換えとして運転を開始します。
一般公開の会場となった小手指車両基地の入口で30000系の金太郎飴を頂き、展示されている基地内へと移動します。
まずは、「車両床下見学会」が行われているピットを通ります。ピットでは通常、車両の検修が行われています。
台車や制御装置の内部などを間近で見ることができます。
30000系の見学エリアへと移動します。
2007年2月に行われた「Varentine 小手指車両基地 Day」の際にはピットに隣接していた車輪を削る「転削場」が、新しく建っていました。
30000系車両は「Smile Train(スマイルトレイン)〜人にやさしく、みんなの笑顔をつくりだす車両〜」というコンセプトのもと開発された、新しい西武鉄道を象徴する車両です。たまご状の外観に、新しいシンボルマークとコーポレートカラーを採用し、新鮮さが感じられるカラーリングとなっています。
外装や内装のデザインには様々な部署から集まった女性を主体としたプロジェクトチームが組まれ、利用する側の目線での意見が積極的に採用されています。
「車内内覧会」を見るため、30000系の車内へと入ります。
つり革をはじめとした「たまご」モチーフや、座席背もたれ上部のゆるやかなアーチなど、やさしい空間が目を引きます。
「車両展示会」では、フルカラーLEDが採用された行先種別表示器に表示される、ありえない様々な行先を撮影するファンで盛り上がっていました。
正面から見ると、笑っているようです。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンを楽しませてくれることを希望します。