下水道 練馬区中村一、三丁目付近枝線工事 現場見学会

練馬区中村一、三丁目付近枝線は、練馬区中村地区を浸水被害から守るために整備されている下水道です。
2011年6月17日、練馬区中村地区で「下水道 練馬区中村一、三丁目付近枝線工事 現場見学会」が行われました。

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東京都下水道局では、雨期となる毎年6月を「浸水対策強化月間」と定めて、浸水に対する準備と下水道の役割についてPRするイベントを各所でおこなっています。

東京都練馬区の「練馬区中村一、三丁目付近枝線工事現場」では、見学会が開催されました。工事範囲は総延長約2.4kmの全路線のうち、中村一丁目から中村三丁目まで豊中通りに沿った、793.5mの区間となります。工期は2010年6月から2013年1月までを予定しています。

見学会は、南蔵院という寺院の敷地の一部につくられた工事基地を入口として行われました。

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周囲には、工事の概略がわかりやすく記された看板が掲示されています。

まずは、映像で工事の目的や流れを把握します。
練馬区中村地区・豊玉地区の「浸水被害の軽減」を図ることを目的に、新しい下水道管をつくります。

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下水道管の築造後は、暫定的に雨水の貯留管として活用されます。下水道管の全路線が完成した後、雨水は既設下水管へと流されることになります。

2年前の2009年に見学した際には、今回の反対側となる位置の「練馬区中村一丁目、豊玉中一丁目付近枝線工事」が行われていました。

工事の現場を見るため、騒音低減を図るためにつくられた防音ハウスへと移動します。

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防音ハウスは幅19.9m、奥行32.55m、高さ9.35mあります。

雨水浸透模型「浸透するぞー君」の実演が行われています。降った雨は、宅内雨水ますや公設雨水ますを通って下水道管へと流れます。これを宅内浸透ますや公設浸透ますへと替えることで、雨水の一部を土の中へ流すことができ、下水道への負担を減らすことができます。浸透ますへの切り替えをしてください、という模型です。

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雨水流入模型「雨ますくん」の実演が行われています。路上に降った雨は、雨水ますから下水道管へと流れます。雨水ますが段差解消ブロックや落ち葉でふさがれてしまうと、雨水は流れず、浸水被害が発生してしまいます。雨水ますをふさがないでください、という模型です。

トンネルは、たて坑(たてこう)と呼ばれる縦穴の底から、シールド機と呼ばれる円筒状の機械で横穴を掘り進めていきます。同時に、「セグメント」と呼ばれる部品を組み立てることで、トンネルの形にしていきます。大きいセグメント4つと小さいセグメント1つを組み合わせると、1mのトンネルが完成します。

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セグメントの断面に貼られているゴムがそれぞれくっつくことにより、地中の土砂に含まれる水分がトンネルの中へ入ることを防ぎます。

掘られた土砂は、残土ピットで一時的に保管されます。バックボウというショベルカーでタンク車に移し替えられた後、神奈川県川崎市へと運ばれ処分されます。

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地下を見ることができる、材料搬入口です。
トンネルを掘るためのシールド機を入れた後、セグメントを搬入したり、掘り出した土砂を搬出するための縦穴となっています。

材料搬入口に設置された階段を使って地下へと下ります。
材料搬入口の幅は11.7m、深さは床までが13.39m、底までは15.29mあります。

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地下約15mの地点まで下りました。

セグメントを搬入したり掘り出した土砂を搬出するための線路が敷かれています。

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今回は、西の方角に向かって、工事が進められています。

南の方角には、下りてきた材料搬入口があります。

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たて坑揚重用バケットタンカが備わっています。救急の際に人を運びます。

2年前には、東の方角に向かって「練馬区中村一丁目、豊玉中一丁目付近枝線工事」が進められていました。

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大きな鉄製の扉が設置されています。

中には既に雨水が貯められていて、入ることはできません。

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扉を背にして、西の方角を見てみます。

工事が進められているトンネルを進みます。延長793.5m、内径3.0mとなります。扉がある反対側のトンネルの内径は4.0mとなっていて、1m太いのは、下手へ行くほど水の流れる量が増えていくためです。

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坑口と呼ばれる、トンネルの入り口付近です。トンネルの先端となるシールド機まで歩いて進みます。

「メタン探知器」と「酸素探知器」が設置されています。地上での場所がわかる写真が用意されています。「5R」とは5リング目のセグメント、ということで、1リングは1mのため必然的に坑口から5mの位置、ということになります。

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シールド機へ送られる、さまざまな資材が送られる管が設置されています。

トンネルに敷かれたレールの上には、「バッテリー機関車」と数台の「ズリ鋼車」が停まっています。レール巾は610ミリあります。

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ズリ鋼車は、土砂を載せて材料搬入口まで移動した後、防音ハウスの天井に設置されている天井クレーンで地上まで持ち上げられます。

豊中通りに沿って、内径4.0mのトンネルがほぼ一直線に延びています。掘り終わると、雨水を取り込む下水管になります。総延長約2.4kmの全路線が完成すると、約25,000立法mの雨水を溜めることができます。

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左側には、トンネルの奥へ新しい空気を送り込むための黄色い巨大な管が設置されています。

坑口から100mの位置となります。

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100R、100リング目のセグメントということになります。

「坑内電話」が備わっています。

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坑内電話番号表を見ると、すぐに必要な箇所へと通話できることがわかります。

コンクリート製のセグメントの中、いち部分だけ鋼鉄製になっている箇所があります。将来、地上から縦穴を掘ってつくったマンホールと連結する際に、作業をしやすくするため、鋼鉄製となっています。

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総延長約2.4kmの全路線では、雨水を取り込むマンホールが6箇所、下水管を点検するためのマンホールが2箇所、設置される予定になっています。トンネルの工事とは異なり、マンホールは道路を掘って施工します。

坑口から200mの位置となります。

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200R、200リング目のセグメントということになります。

坑口から300mの位置となります。

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シールド機の後部にたどり着きました。

シールド機へ送られるさまざまな資材が送られる管が、ホースへつながれています。

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シールド機を支援する後続台車が並んでいます。

シールド機で掘られて搬出された土砂は、上部よりズリ鋼車へと流されます。

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地上の新しい空気は、巨大な管にてここまで送られてきます。

シールド機をコントロールする機器が備わっています。

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シールド機の詳細が記されています。

シールド機は泥土圧式シールド機と呼ばれ、長さ約6m、高さ約3.5m、重さは約60トンあります。一日に約14m掘り進めることができます。

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カッター部を回転させることで土砂を削り、スクリューコンベアで土砂を排出し、シールドジャッキでセグメントを反力にして機体を前に押し出し、エレクターでセグメントを組み立てるという4つの作業を、同時に行います。

「練馬区中村一、三丁目付近枝線工事 現場見学会」はここまでとなります。2011年6月17日現在で約438m掘り進んだとのことです。

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練馬区中村一、三丁目付近枝線工事により、浸水被害が減ることを願います。

お忙し中、案内をしてくださいました東京都下水道局の方々へ、厚く御礼を申し上げます。

公式:東京都下水道局