東関道(E51東関東自動車道(水戸線))は、常磐自動車道三郷JCTを起点とし、北関東自動車道茨城町JCTまでの延長143kmの高速自動車国道です。
2018年1月14日、東関道の一部となる鉾田IC~茨城空港北ICの開通に先立ち、鉾田ICで「東関東自動車道(鉾田IC~茨城空港北IC)開通記念プレイベント つながっぺウォーク」が行われました。
東関道、鉾田IC(ほこたインターチェンジ)~茨城空港北IC(いばらきくうこうきたインターチェンジ)の延長約8.8kmが、2018年2月3日午後3時に開通します。その北の茨城空港北IC~茨城町JCT(いばらきまちジャンクション)間は2010年3月に供用開始しています。鉾田IC~茨城空港北ICは用地の取得に時間がかかり、計画より約2年遅れました。
さらにこの先の鉾田IC〜潮来IC(いたこインターチェンジ)間が供用されると、東関道は全線開通になります。鉾田IC〜潮来ICはNEXCO東日本と国土交通省が共同で事業を進めており、開通時期については現在のところ未定になっています。
車線数は暫定2車線(完成4車線)です。付加車線および4車線化の必要性などについては今後、交通状況を考慮しながらNEXCO東日本と国土交通省で検討していきます。
今回の開通区間を含む鉾田IC~茨城町JCTの工事費は約504億円です。
今回の東関東自動車道(鉾田IC~茨城空港北IC) 開通記念プレイベント つながっぺウォークは、鉾田市と東関東自動車道水戸線鉾田IC〜茨城空港北IC区間開通記念イベント実行委員会が主催しました。鉾田ICから茨城空港北ICまでの本線上、往復約2kmまたは往復約4kmのコースを歩くことができます。茨城空港北ICから鉾田ICへ向かう車道のみが開放されました。
ウォーキングのコースを進みます。地域物産展・PR展のブースが並びます。
鉾田ICの料金所を通過し、茨城空港北IC方面へ向かいます。
開通記念プレイベントのアーチを抜けます。
NEXCO東日本によるブースなどがあり、パトロールカーに乗車できます。
車道は片側一車線で、樹脂製のポールにより区切られた対面通行になっています。
当間第一跨道橋があります。今回開通する車道の隣には、潮来IC方面が開通したときの本線が整備されています。
場所によって、対面通行の区切りに中央分離壁を設置しています。
非常電話です。安全に電話できるようガードレールの形状を工夫しています。
当間第二跨道橋の手前に、2kmコース(1km折り返し)の目印と給水所が用意されています。
「107」との表示があります。東関道がすべて開通した際の、高谷JCTから107kmの地点との意味です。
茨城空港北ICまで7km、茨城町JCTまで16kmの地点です。
4kmコース(2km折り返し)の目印と給水所が用意されています。ウォーキングはここで折り返しとなります。
折り返して、鉾田ICへ戻ります。鉾田ICまで1kmの地点です。
鉾田ICまで500mの地点です。現在は鉾田ICで終点となります。
出口速度は時速40kmとなります。
大きく右カーブし、再び鉾田ICへ戻りました。
ウォーキングの前に、午前9時50分から鉾田ICのステージで開会式典がありました。岸田一夫鉾田市長は「首都圏からのお客様が増えることを期待している。周辺の地域と連携して観光誘致にも努める」と話しました。
マスコットキャラクターは左から、ひぬ丸くん(茨城町)、いばラッキー(いきいき茨城ゆめ国体)、ほこまる(鉾田市)が応援に駆け付けました。
午前10時、岸田市長の発声でウォーキングがスタートしました。この日、午前10時から午後2時までに約1500人が東関道を歩きました。
「東関東自動車道(鉾田IC~茨城空港北IC)開通記念プレイベント つながっぺウォーク」はここまでとなります。
東関道の一部となる鉾田IC~茨城空港北ICの開通により以下のような効果が期待されます。
・アクセス性の向上による周辺都市間の連携強化に寄与
・道路ネットワークの拡充による農産業物輸送の利便性向上
・観光の活性化
・地域の安全・安心の確保