小田急電鉄 連続立体交差事業および複々線化事業

小田急線は、東北沢駅〜下北沢駅〜世田谷代田駅で上下線の線路を各2本ずつ、合計4本にする「複々線化事業」を進めています。土木の日にちなんだ、土木学会関東支部による「小田急電鉄 連続立体交差事業および複々線化事業」の見学会が開催されました。
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見学の箇所は、小田急線と環状七号線とが交差する部分です。複々線化にともない、小田急線は環状七号線の「上」から「下」へと移動することになります。

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地上を走っている小田急線。途中の踏切では渋滞が起こり、走っている急行は各駅停車を追い越すことができないなど、様々な問題を抱えています。線路を倍に増やし、地下化することにより、快適な輸送サービスを実現しようとするのが「連続立体交差事業および複々線化事業」です。
photo小田急線の下を通っている環状七号線。このさらに下で、線路を倍にし、地下化をするためのトンネル工事が進んでいます。
環状七号線の両側にたて坑と呼ばれる縦の穴が掘られ、道路の下に箱型トンネルがつくられています。
photo photo photo photoまずは環状七号線の外回り側、小田原寄りに完成している「発進基地」から、地下へ下ります。道路からまったく見えない場所で大きな穴が掘られていることに驚きます。
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階段を使って約20m地下へ下りると、環状七号線を横断する、箱型トンネル推進工の現場が広がっていました。
工道路の下の地盤を固める「地盤改良工」が行われた後、上下にある水道管などを損傷させないようたて坑から鋼製のパイプを押し込んで仮のトンネルをつくる「箱型ルーフ工」が行われました。現在は、セグメントと呼ばれるトンネル本体となる部材をたて坑の中で組み立てて、箱型ルーフと入れ替えるように地中へ押し込む「箱型トンネル推進工」が進んでいます。
photo photo箱型トンネルは推進延長が約41mあり、幅約12m、高さ約8m、厚さ約1.5mのセグメントを30リング使用します。環状七号線の地下は、30個もの四角い枠でトンネルが組まれることになります。
次に、環状七号線の内回り側、新宿寄りで工事が進んでいる「到達基地」へと向かいます。
photo photo階段を使って地下へ下りると、上部には小田急線が走り、下部では工事が進んでいました。
万台もの交通量がある環状七号線に影響を与えないよう、道路での工事を最小限にするためのトンネル推進工となりました。また、道路の下にあった豊富な地下水により道路は陥没などを起こす可能性があったため、高い精度が要求される難しい工事だったとのことです。
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photo小田急線の複々線化が完成すると、朝のラッシュ時間帯において、混雑が新聞や雑誌を楽に読むことができる程度まで緩和され、都心方面へ向かう列車の所要時間が大幅に短縮されます。
快適な輸送サービスが実現されることを願います。

公式:シモチカ ナビ