圏央道(鶴ケ島JCT〜川島IC) ウォークフェスタ2008

圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。圏央道の一部となる、埼玉県の鶴ケ島JCT〜坂戸IC〜川島ICの開通を祝い、開通プレイベント「圏央道(鶴ケ島JCT〜川島IC) ウォークフェスタ2008」が開催されました。
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圏央道は2008年(平成20年)3月29日、関越自動車道と接続する鶴ケ島JCT(つるがしまジャンクション)〜坂戸IC(さかどインターチェンジ)〜川島IC(かわじまインターチェンジ)の7.7kmが開通します。圏央道および沿線地域を広く首都圏の人々に理解してもらうことを目的として、開通記念イベントが開催されました。

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会場は坂戸ICと川島ICに用意され、ほぼ同じ時刻から圏央道開通記念祝賀式典が行われます。
【坂戸インターチェンジ会場】
坂戸ICからは、圏央道の鶴ヶ島JCTもしくは川島ICへの移動が可能です。
photo料金所ゲートなどを自由に見ることができます。
9時5分頃、坂戸鶴ヶ島消防隊吹奏楽によりアトラクションが始まりました。
photo photo開式となり、主催者挨拶、来賓祝辞、来賓紹介と進みます。
「新・未来の火」のセレモニーが行われます。かつて鶴ヶ島JCTから八王子JCTまで開通の度に行われた、地元の市民や町民によるリレー「未来の火」が受け継がれ、今回の開通からもそれぞれの会場でセレモニーが開催されます。
photo photo「採火式」が行われた鶴ヶ島JCTから、ランナーにより未来の火が到着しました。
「伝達式」となる坂戸ICでは未来の火が伝達されます。
photo photo photoランナーが代わって伝達された未来の火は、同時にオープニングイベントが開催されている川島ICへと向かいます。
アトラクションとして16団体により、よさこい踊りが始まりました。
photo photo坂戸よさこい親善大使「さかっち」も突如、登場して踊ります。坂戸市の頭文字「S」をモチーフとして、鳴子を手によさこいを踊るキャラクターです。
開通記念ウォーキングが開始されました。圏央道の本線を歩いて、坂戸ICと川島ICとの会場の間、2.6kmを自由に行き来することができます。
photo photoこの瞬間を待っていたとばかり、多くの人が川島ICへと目指します。
【川島インターチェンジ会場】
坂戸ICからは、圏央道の坂戸ICや鶴ヶ島JCTへの移動が可能です。国道254号と接続しています。
photo料金所ゲートなどを自由に見ることができます。
坂戸インターチェンジ会場のアトラクションとほぼ同じ時刻、開始となります。
photo photo9時10分頃から中学校2校吹奏楽により、アトラクションが始まりました。
坂戸ICにて挨拶をした8名の来賓が到着します。
photo開式となり、主催者挨拶、来賓祝辞、来賓紹介と進みます。
「伝達式」が行われた坂戸ICからランナーにより約30分かけて未来の火が到着、「到達式」が始まりました。点火台に未来の火が灯されます。
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開通記念ウォーキングの直前、たくさんの風船が空に放たれました。多くの人が坂戸ICへと目指します。
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あまりに人が多いため、殺気立った中で開通記念ウォーキングは開始されました。
【開通記念ウォーキング(坂戸IC→川島IC)】
坂戸ICと川島ICとの会場の間、2.6kmは、自由に行き来することが可能です。
photo photoウォーキングが可能な車線は片側だけのため、車の進行方向に合わせて坂戸ICから川島ICへと歩くことにします。
関越自動車道と東北自動車道とを結ぶ圏央道は今回、鶴ヶ島JCT〜坂戸IC〜川島ICが開通。先の、上尾道路と接続する桶川JCTまでは2009年度に、桶川JCT〜桶川加納IC〜白岡菖蒲ICまでは2012年度に、東北自動車道と接続する久喜白岡JCTまでは2010年度に、それぞれ開通予定となっています。
photo現在は川島ICが終点となっています。
途中、オオタカの営巣中心域を通過します。全長50cm前後の、国内希少野生動植物種に指定されている猛禽類です。生息環境を守る保護対策として、グリーンネットや遮壁施設、高木植栽を行うことで緑の連続性が確保されることになっています。
photo photoグリーンネットの壁の向こうは樹林があり、将来的には道路の上にも広がることにより「緑の再生」や「緑の連続化」が行われます。
グリーンネットを抜けると、様々な工事車両の展示や圏央道の広報ブース、完歩証に押すスタンプブースなどが広がります。
photo photoヘルメットをかぶり、リフト車に乗ることもできます。
川島ICの約500m手前で、坂戸ICから歩いてきた先陣と、坂戸ICから歩き始めた人々とが行き違いとなりました。
photo photoあまりに多い人の波を見た坂戸ICから歩いてきた人々は、悲鳴に近い驚きの声を上げていました。
今回も、会場ではNEXCO東日本による高速人CARDのキャンペーンカー「高速人CAR」に再会することができました。
photo高速人CARとオーナーのYASOさんにお会いすることが、NEXCOのイベントの、楽しみのひとつになっています。
実際に使われていた標識が展示されています。高さ2.5m、長さ3.8m、面積は畳で約6畳、文字の高さは50cmある、巨大な標識です。
photo photoウォーキングでは坂戸ICから川島ICへと向かう車線が解放され、川島ICから坂戸ICへと向かう車線は緊急車両のために確保されていました。しかし、一部の人々は中央分離帯を乗り越えて侵入してしまい、人の多さで係員も車線を守ることができなかったようです。
川島ICへと到着。道路の先には、圏央道建設専用アスファルトプラントが設置されています。
photo photo圏央道を施工するための、10トントラックで約1万台分にもなる舗装用アスファルト合材が出荷されます。
来場者数は予定していた約1万人をはるかに越え、約4万人もの人が圏央道でのイベントを楽しんだとのことです。
photo今回の開通は、国土交通省とNEXCO東日本が1999年度に着工、総工費は約1100億円。川島ICから中央自動車道に接続する八王子JCTまでは約90分から約35分に、関越自動車道の大泉JCTへは約50分から約25分に短縮されます。
新たな企業が進出することによる地元雇用の増加や、ショッピングモールの建設など、新たな経済波及効果が見込まれています。
photo都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、早急に整備されることを願います。

写真一部提供:photo_dera

参考:3環状(圏央道・外環・中央環状)「東京を変える道路・首都圏を変える道路」