営団5000系は、1964年(昭和39年)から1981年(昭和56年)にかけて製造された車両。5000系は車両のお別れのため、深川車両基地にて「さようなら東西線5000系」が開催されました。
車両撮影会と合わせて工場見学会も、会場を2カ所に分けて行われます。
副都心線と有楽町線に東京地下鉄10000系が投入されることで、07系が東西線へ転属、劣化に合わせて営団5000系は廃車となります。
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工場の中を歩き、車輪や車両を見ます。
この日4回行われる車体クレーン吊上げ実演を、間近で観ることができました。吊上げられた車両は05系。
留置線では、車両撮影会が行われています。鉄道ファンのファインダーの先にある車両は、まさしくアイドルです。一直線に延びた線路が広がる基地や、停車している07系の車内を見ることもできます。
07系、新05系、05系、お別れとなる5000系(アルミ車)、5000系(ステンレス車)と並びます。
いずれも車両に数字の「5」がつくのは、東西線が地下鉄5号と呼ばれていたことに由来するものです。有楽町線で活躍してきた07系は、2008年に開業する副都心線で設置されるホームドアの位置に対応できないことから、カラーリングを変えて東西線に転属してきました。
イベントの目玉ともいうべき「ヘッドマーク取付け式」が執り行われます。
アルミ車90編成はイベントの後まもなく、ステンレス車59編成も2007年3月に、引退することが決まっています。
鉄道ファンだけでなく子どもも楽しむことができるよう、鉄道模型やミニ電車が用意されていました。
第1会場と、約3分離れた場所にある第2会場では、工事車両などのめずらしい車両を観ることができます。2カ所ある会場ではスタンプが用意され、2つ集めるとオリジナルグッズをもらうことができました。
車両が並ぶその先には、東陽町駅へと続く線路が延びています。
多くの人が長年、愛用した車両に別れを告げていました。
今後も様々なイベントで、地域の人々や鉄道のファンを楽しませてくれることを希望します。
公式:東京メトロ