府中市立交通遊園

交通公園

交通公園は、公園の中にある交通関連の施設や交通遊具を利用して、交通ルールを学ぶことができる公園。
日本全国の各所にある交通公園のひとつ、東京都府中市にある府中市立交通遊園へ行ってみました。

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「府中市立交通遊園(ふちゅうしりつこうつうゆうえん)」には道路・交差点・信号機などがあり、貸し出されるゴーカートを使って交通に関するルールを知ることをできます。

JR南武線・JR武蔵野線の府中本町駅で下車、徒歩20分のところに府中市立交通遊園はあります。
入口には使われていないバスが展示されていて、交通の遊園であることを実感できます。開園は午前9時〜午後5時と時間が決められています。

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遊園に一歩踏み入れると、子どものスケールに合った、ミニチュアの世界が広がります。

子どもは足踏みゴーカートを無料で借りて、遊園の中につくられた道路を走ることができます。自転車など、外から持ち込んだ乗りものを利用することはできません。

道路標識の一覧が掲示されているものの、遊園の中には重要な赤色の規制標識「一時停止」がひとつ設置されているだけでした。

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公園を見渡すと、遊具などといっしょに、様々な乗りものが点在しています。

昭和22年から昭和28年まで290両が製造され、チンチン電車の愛称で東京都民に親しまれてきた都電6000型が展示されています。

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京王カラーのオートマチックバスには、運転席に座ってハンドルを握ることができます。多くの子どもが運転手になるべく順番待ちをしていました。

昭和11年から昭和20年まで1115輌が製造され、デゴイチの愛称で親しまれてきた蒸気機関車D51にも乗車することができます。運行しているD51を目の当たりにしてみたい関東近郊の方は、群馬県の高崎へ足を運ばれることをおすすめします。

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消防車や電気機関車EB101なども展示されています。乗りもの全般を知るためには、非常に有効な遊園ということができるでしょう。

府中市立交通遊園でひときわ輝いているのは、ゴーカート。券売機で利用券を購入、小学校3年生以上であれば運転することができます。
スタート&ゴールでは係員がフラッグをふり、風を切って走るゴーカートを満喫することが可能です。

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ゴーカート専用のコースが用意されているので、交通事故も無縁です。
小学生以下の子どもたちには、デパートの屋上で見かけることができるパンダやロンドンバスのフォルムの電気車が用意されています。

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交通のルールを楽しみながら学ぶことができる交通公園。ふとした用事のついでや、道路ファンとしての癒しの場として立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

【開園時間】午前9時〜午後5時
【乗りもの利用時間】足踏みゴーカート:午前9時30分〜午後4時20分
          ゴーカート:午前10時〜午後4時30分(発券は午後4時まで)
          電気車:午前10時〜午後4時
【乗りもの利用料金】足踏みゴーカート:無料
          ゴーカート:1人乗り/1周50円 2人乗り/1周80円
          電気車:1人乗り/1周50円 2人乗り/1周80円
【休園日】毎月第1月曜日、ただし祝日の場合は直後の祝日でない日・年末年始(12/29〜1/3)
【所在地】東京都府中市矢崎町5-5
【行き方】JR南武線・JR武蔵野線 府中本町駅 より徒歩20分
     京王線府中駅および分倍河原駅発 京王バス 郷土の森総合体育館 下車 徒歩1分
【駐車場】周辺に無料駐車場あり
(2011年1月10日現在)