圏央道(首都圏中央連絡自動車道)は、首都圏中心部から半径約40km〜60kmの位置に環状として計画されている、延長約300kmの高速道路です。
2013年4月13日、圏央道の一部となる東金JCT~木更津東ICの開通に先立ち、茂原北ICで「圏央道(東金JCT~木更津東IC) 開通記念プレイベント・ウォーキングラリー」が行われました。
千葉県における圏央道の、東金JCT(とうがねジャンクション)~茂原北IC(もばらきたインターチェンジ)~茂原長南IC(もばらちょうなんインターチェンジ)~市原鶴舞IC(いちはらつるまいインターチェンジ)~木更津東IC(きさらづひがしインターチェンジ)の延長42.9kmが、2013年4月27日14時に開通します。
東金JCTでは、千葉東金道路と接続します。これまでの千葉東金道路の松尾横芝IC(まつおよこしばインターチェンジ)~東金JCTは、「圏央道」に道路の名称を変更します。
開通区間の広域地図 資料:千葉県
会場となる茂原北ICに、続々と参加者が集まっています。
用意された多くの出店は早くもにぎわいだしています。
会場の入口では記念のリストバンドが参加者へ配布されています。
リストバンドには「道-TSUNAGARI-」と書かれています。
8時30分頃、「オープニングセレモニー」が始まりました。太鼓衆(白子町)楽-Raku-・太鼓(長生村)怒濤いなさ太鼓・千葉県指定無形文化財東浪見甚句(民謡)(一宮町)と続きます。
威勢のよい大漁旗が開通を祝います。
9時30分頃、「開会式」が始まりました。開会のことば・主催者挨拶・事業者代表挨拶・来賓挨拶・来賓紹介・開会のことばと続きます。
田中実行委員長は「圏央道は、千葉県が大きく変わろうとしている画期的な事業。大勢の人が来てくれることを期待している」と挨拶しました。
地元のゆるキャラも勢ぞろいしています。
10時過ぎ、ウォーキングラリーのスタート地点で、もばら阿波おどり連友会(茂原市)による踊りが披露されます。
ウォーキングがスタートしました。茂原北ICから茂原第二トンネルまでの往復4.8km(片道2.4km)を歩きます。実際に車が走る方向とは逆の道を進みます。
車が走る方向に合わせて、開通する一部を見てみることにします。
圏央道の本線、東金JCTから木更津東ICへと向かう「外回り」となります。
茂原北ICの出口まで500mの地点です。
茂原北ICの出口への分岐です。国道128号と接続します。
茂原北ICの出口へ進みます。
茂原北ICの出口となります。
料金所があり、ETCのレーンと有人のブースが設置されています。
貯水池が隣接しています。
料金所を過ぎると、国道128号に接続します。右折すると千葉方面、左折すると白子方面となります。
再び折り返し、圏央道へと移動します。
茂原北ICの入口となる料金所が見えてきました。
記載されている数字「102」はIC番号と呼ばれ、圏央道の起点から順番にふられている番号です。連番にはなっていないものです。
管理施設が隣接しています。
通行券自動発券機など様々な機器が設置されています。
料金所を過ぎると、圏央道への分岐となります。右は千葉東金道路・銚子方面、左は東京湾アクアライン・木更津方面です。
右へ進むと一時停止があり、右折することで圏央道の千葉東金道路・銚子方面へと進むことができます。
千葉東金道路・銚子方面となります。
左へ進みます。圏央道の東京湾アクアライン・木更津方面と合流します。
圏央道は4車線、片側2車線となっています。外周り、東京湾アクアライン・木更津方面を進みます。
2車線、片側1車線となります。
「茂原第一トンネル」です。長さは70mとなります。
片側通行の案内があります。
100m先は片側通行となります。
「上太田橋」を渡ります。
「245」との表示があります。圏央道がすべて開通した際の、茅ヶ崎JCTから245kmの地点となります。
外回りは右上に小さく「外」と表記されています。
案内板が設置されています。東京湾アクアラインまで71kmの地点となります。
動物注意の標識です。
事故の際に使用する緊急電話が設置されています。
「茂原第二トンネル」です。長さは930mとなります。
ウォーキングラリーはここで折り返しとなります。先着で記念品が配布されていました。
車が走る方向に合わせて折り返します。
圏央道の本線、木更津東ICからへ東金JCTと向かう「内回り」となります。
茂原北ICまで2kmの地点となります。
電光掲示の速度制限標識は時速70kmが表示されています。
「245」との表示があります。内回りは右上に小さく「内」と表記されています。
茂原北ICの出口まで1kmの地点です。
「茂原第一トンネル」です。長さは70mとなります。
4車線、片側2車線となります。
茂原北ICとなります。
茂原北ICの出口を進むと、先は先ほどの料金所となります。
貯水池を見ることができます。
圏央道に戻ります。内周り、東金JCT方面を進みます。茂原北ICの入口と合流します。
進むことができるのはここまでとなります。先には案内板が設置され、東金JCTまで9km・千葉東金道路まで29km・銚子まで66kmの地点となっています。
ウォーキングラリーのゴール地点では、ゆるキャラのお出迎えとともに、完歩証明書と名物の醤油サイダーが配布されていました。
ここにて「圏央道(東金JCT~木更津東IC) 開通記念プレイベント・ウォーキングラリー」は終了となります。この日は3,336名がイベントを楽しみました。
今回の開通により、「広域ネットワークの形成」「災害時の道路ネットワークの強化」「観光の支援」「医療圏域の拡大」などの効果があります。
都心に用事のない、通過するだけの車が約6割もある現状を打破するための圏央道。CO2の削減など、最終的に自然環境を守るという観点からも、順調な整備が期待されています。