新東名 御殿場JCT 夜間橋梁架設

 新東名(新東名高速道路)

東名高速(E1東名高速道路)と新東名(E1A新東名高速道路)が接続する御殿場JCTでは、新東名を東京方面へ延伸する工事が進められています。
2017年11月27日および同月29日の2夜間、新東名の一区間を通行止めにして、東名高速をまたぐ橋の架設工事が実施されました。

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新東名は2017年現在、御殿場JCT(ごてんばジャンクション)から豊田東JCT(とよたひがしジャンクション)の区間が供用中です。新東名の起点となる海老名南JCT(えびなみなみジャンクション)から御殿場JCTまでの区間は、2020年度までに段階的な開通が予定されています。

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御殿場JCTから1つ名古屋側の長泉沼津IC(ながいずみぬまづインターチェンジ)の間を両日夜7時から翌朝7時までの12時間、上り線のみ通行止めにして、架設工事を実施しました。

11月27日夜の工事を見に行きました。御殿場JCT付近には、駐車場と現場見学の会場が用意されています。

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新東名の上り線の高架に沿って、歩いて進みます。

受付で資料やグッズを受け取ります。

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暖を取るためのストーブや、工事の概要についてのパネルが用意されています。

新東名の御殿場JCTに、新たな3つの橋を架設します。
・本線橋(新駒門東第二高架橋 上り線)
鋼5径間連続箱桁橋
橋長:470.0m 有効幅員:10.01m
架設桁長:66.4m 架設重量:371t
・本線橋(新駒門東第二高架橋 下り線)
鋼5径間連続箱桁橋
橋長:470.0m 有効幅員:10.01m
架設桁長:59.6m 架設重量:291t
・ランプ橋(御殿場ジャンクションCランプ第二橋)
鋼3径間連続I桁橋+鋼3径間連続箱桁橋+鋼3径間連続I桁橋
橋長:633.3m 有効幅員:8.61m
架設桁長:47.3m 架設重量:258t

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この日(11月27日)は、下り線の本線橋とランプ橋が同時に架設されます。
2日後(11月29日)は、上り線の本線橋が架設されます。

本線橋はクローラークレーン一括架設、ランプ橋は横取り+吊り上げ一括架設となります。

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下り線の本線橋と同時刻に架設されるランプ橋は、あらかじめ組み立てられた橋桁を水平方向に移動させ、その後、吊り上げて架設します。架設場所が狭小なため、見学できません。

多くの人が本線橋架設の見学に訪れています。

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新東名が通行止めとなる19時を待って、架設が行われます。

本線橋の架設で使用されるのは、世界最大級(国内最大)の1350t吊りクローラークレーンです。ブームを最も縮めたときに吊り上げられる重さが1350tで、ブームを長く伸ばすほど、吊り上げることのできる重さが減っていきます。このことから、291tの橋桁を吊り上げるために、1350t吊りクローラークレーンが必要となります。

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吊り上げの準備が進む下り線の本線橋の横には、2日後に架設される上り線の本線橋があります。

吊り上げられる橋桁の上部には、吊り具の設置・取り外しを補助するための吊り天秤が設置されています。

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少しづつ橋桁が吊り上げられていきます。

橋桁は半年かけて、御殿場JCTで地組されました。ロープを張り、人の手で細かいバランス調整が行われています。

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カウンターウエイトと呼ばれる重りの台車は、地盤への接地圧を軽減するため傾き、一瞬タイヤの一部がわずかに宙へ浮いています。

吊り上げられた橋桁は、クローラークレーンやカウンターウエイトの旋回とともに設置箇所へと移動します。

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目にわかる速さで移動していきます。

設置の箇所へ到達しました。橋桁が落し込み予定位置に降ろされていきます。

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吊り足場の上で、再びロープを張り、人の手で細かいバランス調整が行われています。

0時過ぎ、この日のクローラークレーンでの架設はほぼ完了しました。このあと固定作業などの微調整が行われます。

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新東名および御殿場JCTでの工事は続きます。

新東名の伊勢原北IC(いせはらきたインターチェンジ)から御殿場JCTの区間の開通に伴って、御殿場JCTは2020年度に供用される予定です。

工事名:新東名高速道路 新駒門東第二高架橋他1橋(鋼上部工)工事
工事費:約66億円(税込)
発注者:NEXCO中日本 東京支社
受注者:横河ブリッジ・JFEエンジアリング・IHIインフラシステムJV

公式:高速道路の建設情報_NEXCO 中日本