国道357号 東京港トンネル(東行き) 開通記念イベント

国道357号東京湾岸道路は、千葉県千葉市から神奈川県横須賀市に至る延長約80kmの一般道路です。
2019年6月2日、道路の開通に先立って「国道357号 東京港トンネル(東行き) 開通記念イベント」が催されました。

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東京港トンネルは、首都高速湾岸線と国道357号が並行しています。いずれも自転車および歩行者は通行できない自動車専用海底トンネルです。

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首都高の東京港トンネルは1976年に供用開始しました。国道357号の東京港トンネルは千葉方面から神奈川方面へ向かう西行き(海側)が2016年3月26日に開通しましたが、東行き(内陸側)は繋がっていなかったため、神奈川方面から千葉方面へ向かうには迂回もしくは首都高を利用する必要がありました。

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東京港トンネル(東行き)は6月3日23時に開通します。これにより神奈川方面から千葉方面へ一般道だけで移動できるようになり、周辺道路の安全性と快適性が向上します。

東京港トンネルの延長は約1.9kmです。シールドトンネル区間は東行きが約1.3km、西行きが約1.5kmとなっています。

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2017年2月10日に、国道357号 東京港トンネル(東行き) シールドマシン貫通が公開されました。

この日の開通記念イベントでは、東京港トンネル(東行き)を自由に歩くことができます。事前申し込みはなく、当日受付のみで参加費は200円(未就学児無料)。主催は品川区、協力は国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所です。
参加する方法を以下の3種類から選びます。
1)フリーラン(約2.5km:トンネル往復)9時〜10時30分
2)ウォーキング(約6km:鮫洲運動公園→トンネル往復)10時30分〜14時30分
3)ウォーキング(約2.5km:トンネル往復)11時〜14時30分

品川区八潮付近のイベント会場入口です。アーチが飾られています。

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会場案内図です。体験コーナーや展示など、様々なイベントが用意されています。

会場を進むと右手に首都高湾岸線が見えてきました。

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大井車両基地への引込み線の下を通るため、新幹線が頻繁に通っています。

首都高湾岸線の大井入口(東行き)料金所です。

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国道357号の起点となる千葉県千葉市から35kmの地点であることが示されています。

東京2020オリンピック・パラリンピック 啓発ブースが並びます。ホッケー体験、ブラインドサッカー体験、ビーチバレーボール啓発のコーナーが並びます。

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働く車の展示では、工事車両に乗って記念撮影できます。

ウォーキングイベントでは珍しく、参加者用コインロッカーが用意されています。

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顔出しフォトパネルで記念撮影ができます。

トンネル入口です。右側の首都高湾岸線には、トンネル入口にトンネル用信号が設置されています。トンネル用信号はトンネル内に事故などの異常が発生した場合のみ赤が点灯し、立ち入りが禁止されます。

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入口から約300m進むとトンネルは円筒形になり、先はシールドトンネル区間であることがわかります。シールドトンネルの内径は11mあり、路面の下には避難通路が確保されています。

天井の排気用ジェットファンは、火災の煙をトンネル外に追い出し避難環境を確保する役割を持ちます。東京港トンネル(東行き)には11台設置しています。

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消火器と放水ホース(30m)が約50m間隔に32台設置されています。

4.0%の下り勾配が続きます。

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トンネルの中腹では0.3%の下り勾配になります。シールドトンネル上部の土かぶりは約7m、海面までは約24mあります。ウォーキングの0.5km地点が設定されています。

シールドマシンの模型を展示しています。シールドマシンは外径12.2m、機長11.37mあります。2016年7月12日に発進して、約7ヶ月で貫通しました。

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国道357号に関するパネルが並びます。概要や工事手順、整備効果などがわかります。

4.0%の上り勾配となり、トンネル出口の光が見えてきました。ウォーキングの1km地点です。

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しながわ水族館PRと記念撮影できるフォトパネルが用意されています。フリーラン、ウォーキングともにここで折り返し、スタート地点へ戻ります。

遠方にトンネルの形状が変わる箇所が見えたため、川崎国道事務所の方にお願いして近寄らせてもらいました。

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円筒形トンネルの終端を確認できます。

振り返り、歩いてきた神奈川県方面を望みます。シールドマシンが到達した到達立坑です。

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約2年4ヶ月前の2017年2月、シールドマシンが掘削を終えた箇所になります。

フリーランの参加者が走り終えた後、11時10分よりトンネル入口でイベント開会式が始まりました。主催者挨拶として品川区文化スポーツ振興部長、協力者挨拶として国土交通省関東地方整備局川崎国道事務所長、来賓祝辞として品川区町会自治会連合会会長が、それぞれイベントと開通についてのメッセージを述べます。

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品川区3競技応援キャラクターとして開会式に華をそえたのは、写真左側からシナカモン(ホッケー応援)、ビーチュウ(ビーチバレーボール応援)、やたたま(ブラインドサッカー応援)。品川区では東京2020オリンピック・パラリンピックの競技のうち、区内開催のホッケー、ビーチバレーボールと応援競技としてブラインドサッカーの3競技を応援しています。

11時20分、テープカットとともにウォーキングがスタートしました。心待ちにしていた参加者が次々にトンネルへ足を踏み入れます。

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イベントでは約2千人が海底散歩を楽しみました。

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今回の開通により、湾岸エリアの新たなネットワークが完成し、東京臨海部の移動性の向上とともに、空港・港湾拠点と東京臨海部のアクセス強化と向上が期待されます。

参考:川崎国道事務所:かわこく