首都高講座は、首都高速道路における工事の現場や施設、車両などを見学できるイベントです。
2013年8月22日、45限目の「働く車大集合!」が行われました。
「首都高講座 45限目:働く車大集合!」では、首都高速道路で働く車について学びます。
首都高速道路の羽田補修基地へ集合、14時より開始となります。抽選に応募して当選した小学生とその保護者、60名が参加しました。
羽田補修基地へ着くと、かき氷や飲み物などが振る舞われます。
羽田補修基地は東側に羽田空港があり、東京モノレールと首都高速1号羽田線に隣接しています。
手前には、今は使われていない羽田可動橋へと続く道が残っています。
羽田補修基地の一角へ移動すると・・・事故でしょうか、トラックが横転しています!
高速道路交通警察隊と首都高パトロールが駆けつけてきました。
横転したトラックの運転手に状況を確認して安全を確保します。
パイロンと発煙筒を設置して、後続車による二次事故を防止します。
後続車に事故を知らせます。
車両運搬車が到着しました。
車両運搬車のクレーンにより、横転したトラックが起こされます。
事故を起こして横転したトラックは、車両運搬車に牽引されていきます。
横転した車による事故の処理のデモンストレーションは、無事に完了しました。
首都高の事故を減らすプロジェクト「東京スマートドライバー」がデザインされた傘が、参加者に配られました。
散水車による打ち水です。
傘を持って、散水車による水の威力を体験しながら涼みます。
あらかじめ4つのグループに分けられた参加者は、設けられた4つのコーナーへと移動します。
スーパーデッキと呼ばれる、高所作業車に乗ることができるコーナーへ移動します。
高所作業車の上から、羽田補修基地の周辺を眺めます。
北側には首都高速1号羽田線と東京モノレールが東京方面へと延びています。
東側には羽田空港があります。
南側には首都高速1号羽田線と東京モノレールが横浜方面へと延びています。
下は、首都高講座の会場が広がり、働く車が並んでいます。
あらためて北側を見ると、羽田補修基地を一望できます。トンネルとなっている首都高速1号羽田線の横に、使われていない橋へつながる道路があります。
羽田可動橋と呼ばれる、今は使われていない首都高速道路の橋です。
レンガと砂と水で、アーチ橋をつくるコーナーへ移動します。
配置したレンガの間に砂を詰めていき、水を使い砂が詰まっていないところを探していきます。
完成したアーチ橋は、歩いて渡ることができます。
パトロールカーに乗車して、マイクによるアナウンスを体験するコーナーへ移動します。
参加した小学生はパトロールカーの助手席に座り、羽田補修基地を一周する間、「事故です。道をあけてください。」というアナウンスを行います。
首都高で働く車に乗ることができるコーナーへ移動します。
■パトロールバイク
中央環状線の山手トンネル内を巡回し災害発生時の通行止め処置や利用者の避難誘導等を行う車両です。
■パトロールカー
高速道路を巡回し、落下物や路面の点検、事故処理等の緊急対応を行う車両です。
■ホメパトi(あい)
定期的に首都高をパトロール。その他、イベント等にも参加して交通安全を呼びかけています。
■高所作業車(スーパーデッキ)
高速道路上の構造物(桁、橋脚)、標識等の点検補修を行うときに使用します。20mの高さまでのぼれます。
■車両運搬車
事故や故障で動けなくなった車両を運びます。先ほどのデモンストレーションでも活躍しました。
■標識車
高速道路上で工事や事故の時に周りの車に規制内容を知らせます。
■路面清掃車(ロードスイーパー)
構想道路上でのちりやゴミを集めて清掃します。
非常に強力なブラシが装着されています。
■散水車(うちみず君)
高速道路上での清掃時に、散水作業を行います。夏場の季節は、うちみず君として路面温度を冷やす役割も行っています。
■雪害対策車(塩化ナトリウム散布車)
冬の期間、雪が降ったときや路面が凍結したときに道路上に塩化ナトリウムを散布します。
■雪害対策車(スノープラウ)
冬の期間、雪が降ったときや路面に積もった雪を片づけます。
■移動トイレ車(トイレカー)
交通事故などで大渋滞が発生したときに、緊急的に利用するための車両です。
この日は実際に使うことができませんでした。
■多目的作業車(ウニモグ)
2つのブラシを回転させ、トンネル内側やガードレールの清掃を行います。
ここにて「首都高講座 45限目:働く車大集合!」は終了となります。
参加した小学生たちの、大きな歓声が印象的でした。忘れられない夏休みの思い出となったことでしょう。