渋谷入口は、供用中の首都高速3号渋谷線(下り)に新しく設置される入口です。渋谷駅東口付近に郊外方向入口を新設します。2019年12月10日、報道機関に向けた首都高速3号渋谷線(下り) 渋谷入口 現場見学会が開催されました。
六本木通りの渋谷二丁目交差点に程近い近隣ビルの貸スペースで、工事全体の説明が行われました。黄色を基調としています。
3号渋谷線の利便性向上等を目的に、並行する六本木通りの渋谷二丁目交差点から渋谷署前交差点にかけて約300mの区間に渋谷入口(下り)を新設します。
これまで3号渋谷線で郊外へ向かう際は、混雑する渋谷駅付近を抜けて池尻入口まで移動する必要がありました。また、中央環状線を利用する場合は、池尻入口を越えてUターンし、3号渋谷線(上り)三軒茶屋入口から進入しなければなりませんでした。
資料:首都高速道路
今回の渋谷入口新設により、渋谷駅を挟んで上り・下り両方向とも首都高へのアクセスが可能となり、渋谷や六本木から首都高へのアクセスが便利になります。中央環状線へも、大橋JCTを利用することでスムーズに移動できます。
渋谷入口(下り)の新設に伴い、六本木通りの車線を3車線から2車線に変更します。
資料:首都高速道路
六本木通り1車線分と渋谷線への張出長3mによって、料金所に必要なスペースを確保します。
3mの張出部は、鋼製型枠押出し架設で施工しました。
資料:首都高速道路
鋼製型枠押出し架設の施工ステップは以下の通りです。
1 鋼製型枠を組立て、床版上のレールに嵌め込み
2 型枠を六本木通り上から高速本線上にジャッキで3m押出し
3 押出した型枠にコンクリートを打設し、床版を構築
現場公開として、まずはビルの屋上から渋谷入口(下り)周辺を見ます。
料金所が3号渋谷線本線の上空に張り出していることがわかります。
渋谷入口(下り)の料金所は、狭隘なスペースのため、1レーン1ブースを採用しました。また、料金所前後に管理用車両駐車スペースを設置し、緊急時・収受員交代時におけるレーン閉鎖(通行止め)を回避します。
ブース配置を工夫し、街路入口から料金収受ブースまでの必要な距離を確保しています。
渋谷入口(下り)の連絡路(ランプ)の中間に、管轄する警察の区分が表示されています。
料金所の定期点検に伴い、毎月第2日曜日の夜間時間帯は渋谷入口(下り)が通行止めとなります。